「一定ラインは越えた」デッドプール えさんの映画レビュー(感想・評価)
一定ラインは越えた
知名度とは裏腹にヒットしていた映画。
ただその特異なキャラクターと評判で期待し過ぎた感は否めない。
基本向こう向けに作ってあるため分からない小ネタもあったが
・俳優ネタ
・x-menネタ(学園スカスカww)
・127時間ネタ(観ておいて良かった〜)
・96時間ネタ(あの親父アホじゃね?は笑った)
など分かりやすいネタもあって付いていくことはできた。
また戦闘シーンや決めシーンもスタイリッシュでかっこよかった。
ただストーリーが普通すぎる。デッドプールというある意味、いやかなり特別なキャラクターを扱っているのにやっていることは
・そのキャラクターになるまで
・恋人(ヒロイン)を助けるために敵と戦う
ってこの流れ、もう使い古されて使い古されてもうボロッボロのボロ雑巾をまた使うのかって感じの超普通な話。もっとこう…ないのか?
少し肩透かしをくらった感じがした。
良かったところ
・上記のネタ、戦闘シーン
・オープンニングからそこに至るまでの流れ
・x-menの現代っ子
・新しい手
・相棒?のキャラ
悪かったところ
・ストーリーの普通さ
・敵キャラが何やってるやつなのか分からない(人身売買?武器商人?)
・敵キャラにとどめ刺すシーン(コロッサスのフリが長過ぎて読める。)
あとこれはタブーだから言っちゃダメなんだろうけどメタキャラといっても作ってる人がちゃんと居るわけで、結局はその人のセンスというかデッドプールの後ろにいる人が見えてしまうというか、例えばデッドプールが「予算少ないんだな」って言っても(そこは良いんだけど)
「あぁ、一応保険かけてるんだなぁ…」と思ってしまう自分がいてしまう。
配給元違うしアベンジャーズに加わることは無いとしてもx-menに来られても困るなぁとも思う。なんかたまに話しかけてくる面白いキャラクター。言ってしまえば特に珍しくもないキャラだなと。出来ればもっともっと狂った作りにして欲しかった。