劇場公開日 2016年5月21日

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「狂ってるけど嫌いじゃない」ディストラクション・ベイビーズ スパイダーマンさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5狂ってるけど嫌いじゃない

2016年6月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

この映画はキャストをみただけで絶対面白いだろうなと思って、ずっと前から鑑賞しようと意気込んでいた映画でした。レビューではただ最初から最後まで殴りあっているだけだと聞いていましたが、まぁあながち間違ってはいませんね。

この映画を観ると一貫して、監督は”何か普通とは違うこと”を目指しているのは伝わってきました。それは映画の一番初めのシーンから度々使われる、不協和音をあえて作り出し不規則のリズムでこれまた”普通とは違う”音楽を作ろうとするバンドサウンドからも、また同じことを思いました。

この映画は賛否両論ある映画だと思いますが、本当に評価できるのは俳優さんたちの演技だと思います。よくあそこまで役柄を作り上げられたものだなと。本当にそれぞれがいい味を出していました。
菅田将暉なんかファンであっても彼のことを嫌いになってしまうんじゃないかというほど、狂気むき出しで演じてみせていました。
あと村上虹郎くんの演技が良い、、彼はデビュー作の二つ目の窓からみていますが大人になりましたね、、キーパーソンである弟の演技非常に味がある。

”喧嘩の生ライブ”というテーマで作られたというこの映画ですが、やたら全員が全員強くてアコション盛りだくさんのクローズのような映画ーーあれはあれでかっこいいのですがーーとは違って本当にリアルな喧嘩を再現しています。

なんだ殴り合ってるだけだと思って鑑賞すると本当にただの狂った映画に思えてしまいますが、そうではない、この映画にはテロリスティックな、でも重くて深いようなそんな要素が垣間見える気がします。

スパイダーマン