劇場公開日 2016年2月5日

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「ひとりぼっちだけどひとりじゃない」オデッセイ 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ひとりぼっちだけどひとりじゃない

2021年2月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

知的

難しい

映画館では2016年3月13日地元のイオンシネマで鑑賞
2016年唯一映画館で観た外国作品
それ以来約5年ぶりの鑑賞

事故で亡くなったと思われた宇宙飛行士マーク・ワトニーが1人だけ火星に取り残されるもサバイバル生活で生き残りなんとか地球帰還を果たす話
そんな設定だけでワクワクする

ブラックジャックじゃあるまいしマークが自分で手術する姿はエグい

火星での厳しい生活がリアルだ
ドラえもんや21エモンのようなお気楽な宇宙旅行ではない
細かい疑問点を指摘するのも醍醐味かも知れないがそんなものはスルーした方が娯楽映画は楽しめる

クレバーでタフでクールじゃないと宇宙飛行士は務まらない
しかも彼は植物学者
凡人が一人ぼっちで火星生活を強いられたらすぐに頭がおかしくなり自殺するに違いない
たいしたもんである
超人的能力はないがマーベルヒーローの誰よりも凄いしカッコいい
ユーモアもある

死にたい人たちの愚痴は聞きたくないが死ぬもんかと歯を食いしばる執着心は応援したくなる

BGMも良かった

今から30年前の作品なのに『トータルリコール』が全く色褪せないことをこの作品で改めて感じた

野川新栄