劇場公開日 2016年3月5日

  • 予告編を見る

「痛快だけど壮絶。あの伝説のヒロインの“その後”。」セーラー服と機関銃 卒業 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0痛快だけど壮絶。あの伝説のヒロインの“その後”。

2016年3月14日
PCから投稿

悲しい

怖い

興奮

【賛否両論チェック】
賛:巨悪を前に一歩も引かず、大立ち回りを演じる主人公が、非常に痛快。そんな彼女を取り巻く登場人物達も印象深い。
否:ヤクザ映画特有の描写が多いので、苦手な人には向かない。

 向こう見ずで度胸のある主人公が、権力と暴力で町を支配しようとする敵を相手に、一歩も引かずに立ち向かっていく様が、とてもカッコイイです。たった1人で敵の懐に飛び込んでいって、啖呵を切るシーンなんかは、まさに痛快です。
 一方で、そんな組長を必死に守ろうと奮闘する、どこか憎めない組員達や、命令で彼女の父親がわりだった先代組長を殺害した過去を持つ月永(長谷川博己)の孤高に戦う姿も、また印象に残ります。
 任侠映画のような雰囲気があるので、好き嫌いは分かれるかと思いますが、ふと垣間見られるコミカルなシーンなんかもありますので、この機会に是非観てみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド