劇場公開日 2015年12月12日

「未来を変えたい!!菜緒の翔を想う淡い恋心、そして、その心が菜緒から須和、仲間たちへ繋ぐ友情バトンリレーのよう。」orange オレンジ ななまがりさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0未来を変えたい!!菜緒の翔を想う淡い恋心、そして、その心が菜緒から須和、仲間たちへ繋ぐ友情バトンリレーのよう。

2015年12月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

本編のクライマックスのシーンも胸いっぱいになってしまったが、クラスマッチのリレーのシーン。
教室で6人全員で出場するのを決めるシーンといい、翔を想う気持ちが、熱く伝わった。

同世代目線は、無理があるものの、十分、大好き満足作!!熱い友情に天晴れ!!

年間200本くらい劇場鑑賞する映画ファンではあるが、私自身、この手の作品は、あまり鑑賞しない。
アイドル映画のカップル中心、その仲間たちは、最初と帳尻合わせの最後にしか登場しない、よく駄作にありがちな青春物という先入観があって、云わば、食わず嫌いなのかもしれないが・・・・、

本作に関しては、作品設定の10年先の自分から手紙がくるという、ややファンタジー感が面白そうと思い、鑑賞してみた。

多少のベタな感はあるものの、個人の淡い恋心から仲間たち全員に発展する、こんな熱い友情を見せつけられるとは、思わなかった。

また、鑑賞動機のファンタジー感についても、10年という長くも短くもない、程良いバランスが功を奏したようだ。鑑賞中、違和感なく自然に受け入れていた。

翔と菜緒の淡い恋愛模様や、映画なのに、
翔がどうなってしまうのか、親目線というか、親戚の伯父さん目線のようになりつつ、翔を応援している自分がいたり、ストーリーに夢中になってしまったというのが本音だろうと思う。

母の想いを理解できなくて、死なせてしまった、今を後悔している翔。

翔を死なせてしまうことに後悔している10年先の菜緒や仲間たち。
それを知る今の菜緒や仲間たち。

人生は、後悔の連続とか聞く。
ああすれば、こうすればよかったと思うことは、どの世代でも誰にでもあるはず!

今、この瞬間、瞬間を大切に!!
それぞれ違う未来が待っているかもしれない!!

ななまがり