劇場公開日 2016年4月23日

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太陽のレビュー・感想・評価

全81件中、41~60件目を表示

2.0異色の角度から問いかけられる、生きていくことの意味。

2016年5月26日
PCから投稿

悲しい

怖い

難しい

【賛否両論チェック】
賛:舞台の設定が斬新。新人類として制約の中で豊かな暮らしを生きるか、旧人類として貧しくも自由に生きるか、決断を迫られる若者達の悲哀がしっかりと描かれるのも印象的。
否:展開はかなり淡々と進むので、興味を惹かれないと眠くなりそう。グロシーンやラブシーンもあり。

 設定はかなりSFチックな印象ですが、本作で描かれているのは、農村で貧しく暮らしていた“キュリオ”の主人公達が、都会の“ノクス”からの接触によって、次第にその生活をかき乱されていく様子が淡々と描かれていく、あくまでも静かな雰囲気の作品です。そのため、人によっては退屈で眠くなるかも知れません。
 日の光を浴びられなくなるが、文明的な生活を送れるノクスを選ぶか、生活は貧しいが、あくまでも人間として生き続けるか。若き少年少女達に突きつけられる究極の選択に、なんとも考えさせられます。
 グロシーンや乱暴するシーンも少しありますが、「生きていく」ということの意義を変化球な角度から問いかけてくる、異色の作品といえそうです。

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映画コーディネーター・門倉カド

3.5ノクスの恐ろしさ

2016年5月25日
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ノクスは心から善良。
本当にキュリオのことも平等に考えている。
しかしとにかく感情がない。

人間は感情を持ち、日々悩みが尽きないからこそ人間なのに、ノクスは恐ろしいまでに無機質で、とても機械的な存在。
ぞっとする。
すべてを何の疑いもなく受け入れている。
門脇麦さんのノクスになった後の演技が、心に刺さる。
声色や表情がまるでロボットのようになってしまった。

彼女のお父さんは、キュリオがノクスになると人間としての感性やあたたかみがなくなってしまうことを知りながらも、彼女の「豊かな」生活を願って送り出した。
その無条件な愛にただただ胸を打たれた。

思い入れのあるマフラーも、あっけなく新しいマフラーがあるからと断ってしまうような生き物がノクス。
豊かさとは何か、そして、人間の危うさを問うている映画だった。

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IINO

3.0舞台っぽい、、、

2016年5月20日
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鑑賞方法:映画館

演技の仕方とか定点カメラでの演技とか長回しとか、舞台っぽい。
それがどうも嘘っぽい。
神木くんのキャラクターはブレてるし、門脇麦も平坦。
役者としては父親役の古舘さんの憤りを感じるところが好きです。
話も乗り切らんかった。
やりたいことは何となくわかるなぁ、と思いつつ、解説を見たり聞いたりもしたんだけど、それもピンとこない。
最近、テーマが良ければいい作品のように語られることがあるけど、面白いと感じなければいい作品とは思わんなぁ、このへんは相性もあるし、しゃあないんやと思う。
ラストはあの映画っぽいなぁ。

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ワイナオ@フロワク@映画おじさんの風呂が沸くまで

3.5元の舞台も観たい

2016年5月19日
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鑑賞方法:映画館

予想通り、重くて、面白い映画でした。殺害とか強○とか、観ていて心が痛いシーンもたくさんあるけれど、鉄彦とノクスの友情に希望が見えます。
新種のウイルスに感染して抗体を持ったノクスが、何らかの作用で高い知性を持つのはまあわからなくはないにしても、感染していないキュリオがどういう理由で感情的で粗暴なのかが、腑に落ちないけど。

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ちな姉

2.065点

2016年5月18日
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鑑賞方法:映画館

他者との「壁」について、物理的な距離より精神面の方がより深く重い。イノセンスな偶発性がそれを越えた。
伊藤計画『ハーモニー』を逆側から観たような。絶望<マシな現実(真綿で首を絞められるような)を選ぶしかないという絶望

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めたる

4.0希望と絶望は裏表

2016年5月18日
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鑑賞方法:映画館

迷ってるなら観てほしいというレビューを見かけて鑑賞しました。
観てよかったとおもいました。
ありがとうございます。
確かにSFのようで、個人的には「わたしを離さないで」を観た後のような後味のわるさと、それにはなかった希望のようなキラキラしたものを半分ずつ感じました。
舞台のようだといわれる後半のシーン、わたしはとてもすきです。
叔父さんには得ることができなかった友情を神木くんが得たことで未来は変わって行くのかなあとおもいました。

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わたなべばう

2.5バンパイヤの要素も混入

2016年5月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

評判の芝居から映画へ引っ張られることは、漫画原作のそれと同じで商業的にも又は大衆化的にも一つのシステムとなっているのだろう。この映画もその一つである。演劇のメリットはその瞬間の生の息づかい。ディテールに凝ることよりもパッションに任せることで得ることができる感情の支配。観客との一体感を厭が応にも包まれる空気がそこにはある。
逆に映画はカメラのレンズからのスクリーンという触媒を経ての出来事。“覗き見る”眼の前の風景は、凝った仮想現実を淡々と観客に説明するように流れていく。一歩引いた第三者の眼で観客は体験していく。
そうしたアプローチ方法の対極にある見世物がどれほどの意義があっての出会いを繰り広げるのか、興味津々である。
勿論、元々の観劇はしていないので、興味だけなのだが・・・
で、映画からの一方的な方向の感想だが、この作品は演劇でのアプローチ以外は成功しないのではないだろうかということである。、ワーゲンビートルの電気自動車のような走行音、音楽を聴くときの周りの壁に映されるディスプレイ、転換手術の部屋位が、SF感を匂わすシーン位で、SFのテーマであるディストピアがバックボーンに敷かれている事くらいである。
題材や訴求したいことなど、総じて演劇からのアプローチの方が上手くいくのではと強く感じた。

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いぱねま

4.0カメラワークが!

2016年5月15日
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鑑賞方法:映画館

怖い

幸せ

監督の感じがいつもと違います。スゴい驚きました。

なんか執念、努力みたいなのがヒシヒシと感じました。良かったです。

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hanare-m

3.5なかなかがっつり重たい映画でした。 あらすじを見てから見たので話の...

2016年5月13日
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まきお

3.5迷うなら

2016年5月13日
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DVS

4.0昼と夜どちらを選ぶのか?

2016年5月11日
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鑑賞方法:映画館

太陽の光に抵抗はないが、ウイルスに弱く貧困生活を送る人間。

太陽の光に弱いが、ウイルスに強く夜の街で豊かに生きる人間。

どちらの人間の生活が幸せなのでしょうか?

同じ人間なのに、生活環境が全く違う事で、選択される人生も限られてしまう…。

ノクスとキュリオに区別された人々は、土地を隔離し、それぞれの生活の中で生きています。

同じ人間なはずなのに、差別化され貧富の差を感じるキュリオ…。

そんなキュリオの役を神木さんと門脇さんが演じています。

ノクスとキュリオの果てしない旅という結末…。

この映画の結末をどう捉えるかは、観る方それぞれに委ねられているように感じます。

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ガーコ

5.0答えがでない

2016年5月10日
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様々な要素が入り組んでいて、とても面白かったです。

善と悪の答えなんてないし、望みが叶うことが幸福とは限らないし、そもそもなにが人生を豊かにするのか、そういったことを考えさせられる精神崩壊映画でした。

よかったよかった。

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アリンコ

1.0舞台劇を好むか好まずかで好みが分かれる

2016年5月8日
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栗太郎

4.0キュリオとノクス

2016年5月5日
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舞台を見ているようでした。画面が動かずに、その場所だけで役者が動いてる感じ。その周りで、喧嘩などの声が響く。
神木隆之介くんと門脇麦さんの演技がとてもよかったです。神木くんが太陽に向かって叫ぶシーン、門脇さんがノクスに変わるシーン、印象的でした。
門脇さんの手術シーン、まるで太陽を求めているようでした。
自分だったらどうするか、考えさせられる映画でした。

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Miyu

1.0悲惨

2016年5月5日
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穴だらけで雑な設定。
ありきたりで面白みのカケラもない台詞。
くどくてステレオタイプな演出。
とってつけた無意味な暴力。
おまけに無駄に長い。

役者は悪くないのに
悲惨な出来。
どもならん。

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島田庵

5.0迷ってるなら観てほしい

2016年5月4日
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泣ける

悲しい

難しい

レビューで賛否両論だったのでどっちに振れるかなーと思っていたけれど、私には傑作でした。単純にいい映画。

気になっていた神木隆之介氏の喚き芝居も、感情の発露として心にすんなり入ってきましたし。

12歳の娘が見たがっていたけど、ちょっとアウトかなー。15歳まで我慢させます。

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geniko

2.0仕上がりが…

2016年5月4日
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設定、ストーリーが面白く、キャスティングも贅沢で、テーマもとても素晴らしいのに、なぜこんな仕上がりに…という印象。
全体的にカメラが近くて、こじんまりしている。ノクス側の世界がもう少しかっこよかったら…とか、映像が少し物足りない。
クライマックス以降、ダラダラ種明かしをする日本映画が多い中、観客に考えさせる余韻を残して終わるところが好き。

なんだか勿体無いなぁと思います。

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Michiko

4.0ちょいSF

2016年5月3日
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TPO

3.5舞台を見ているよう

2016年5月2日
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すいみー

5.0傑作

2016年5月2日
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入江悠最新作ということでドキドキしながら観に行った。結論からいうと見応えたっぷり大満足、これぞ入江悠の真骨頂。レビューも書けないくらい、いろんな思いが交錯して止まらない。何度か見直したい、そして観た人と色々語りたくなる作品だった。公開中にまた観に行きたい。

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Rubysparks