シグナルのレビュー・感想・評価

謎ばかり残る作品ではありますが、それが今作の魅力の一つだと思います。SFだからこそ許される結末とも言えるかもしれません。
ストーリー自体は今までにもあるようなものかもしれませんが、脚本に工夫が練られていて緊張感が最後まで続きます。撮り方や演出が凝っていて、全く低予算という壁を感じさせません。

監督が、これまでCMを作ってきた経緯があるせいか、映像から美しさも感じ取れます。パンフレットには、監督のインタビューに結末の解釈などにも触れているので、観賞後に読むのをお勧めします。

個人的には好きな作品です。

最近の映画は、不要な説明セリフが多いと感じるが、本作は、？？が多すぎ！！ほんと謎だらけだ。理由や動機も。鑑賞された方、ほとんど同じ思いをされると思う。

ここの最初のレビューで、疑問点が出ていたが全く記してある通りだ。

あらすじに記されているが、隔離するのが政府のはずがない、最後に少し明らかになるので。宇宙人が地球人に試す人体改造実験なのかな。

題材は、面白そうだけに、なんか惜しい！

　ウィリアム・ユーバンク監督作品はこれが初めての鑑賞。
　個人的には、好きな映画な部類。

　第九地区、クロニクルをしのぐSFスリラーという煽りと、予告映像につられて鑑賞したのだが、悪くない。
　ただ、特筆して良いとも感じなかかったなぁ。

　映像はどこかで観た事があるような、でもないような、そんな感覚に陥る。話のテンポも良くて、引き込まれてゆく。
　でも、大分説明を省略しているので、映像から読み解かないとならない上、謎が多く残る。そして結構分かりづらい。

　主人公は足が悪いようだが、車いすになるというようなセリフがあったので、進行性の病気なのだろうと推測される。
　ただ、ユーフォーキャッチャーのシーンや、ハッキングしているやつを割り出す〜のくだりで、数学の才能があるのが何となく分かる。大学もMITだし。

　詳しい説明が、劇中で全くなされないので、本当に想像と推測になるが。

　彼らは、宇宙人に選ばれ誘拐されて、実験台にされたんじゃないかと考えている。あの機械の手や足は、人間の感情と連動して、優れた力をだすものなのだろうと。実際、ラストにそのようなセリフがあったし。
　その機械の実験と、人間を調査するのが、彼らの目的だったのではないかと。
　デイモンと主人公の会話から、彼らが人間である主人公らを調査しているのが、何となく読み取れる。

　デイモン含めて他の職員は、どこか変だし、動きがどこか機械的かつ規則的なのも気になる。

　他の人間は人間だったのか良く分からないが、恐らくそうなのかも知れないなと。誘拐されてきた人らなのだろうか。牛もいたし。そうなのかも知れないな。

　とまぁ、オチはどこかで見たようなオチだったのは途中から想定していたので、まぁいいか。
　とは言え、なんかこの監督の作る映像や話は好きだなと、個人的に好きになったので、次回作に期待したい。

　少しでもフレッシュな表現があれば、もっと好きになれたのに。

要は「鉄腕バーディ」や「いぬやしき」。

いろいろと説明不足かつ必然性のない設定・展開が多くて、オチでスッキリしない。

ニックが謎の施設を脱出した後、砂漠を模した環境が用意してあったのはなぜ？
足が改造されたのはなぜ？
ジョシュの腕が改造されたのはなぜ？
彼女の背中の人工物はなに？
砂漠に暮らしていたのは何者？
トラックドライバーが殺されたのはなぜ？
モーフィアスはなぜニックを呼んだ？

何回か意識が飛んだので、
作中で説明されたものもあったかもしれない。
わかる方教えて。

クロニクルっぽくて食い付いたんですけど… いい題材なのに魅せきれてないですね… すごく不完全燃焼です