劇場公開日 2015年8月8日

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日本のいちばん長い日のレビュー・感想・評価

全190件中、141~160件目を表示

4.0重みある

2015年8月16日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

終戦に向けて!!ただ事でなかったことが、わかった。俺には、戦争用語に解説が欲しかった。ちょっとしたことかもしれないが、兵隊さんの軍服の汚れやくたびれはあった方がリアルになったのでは?配役も良い。映画館にと言うよりテレビサイズでも、とも?

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たかナナ

3.0「人間」ドラマにし過ぎてしまった⁉︎

2015年8月16日
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鑑賞方法:映画館

大宅壮一版の方は、陸軍中堅のクーデター計画と玉音版の奪取が中心になっていたけれど、今回の半藤版は阿南陸相の周辺を、陸軍だけではなく家族をも含め、ある男の迷いと決断を中心に描かれている。
でも、阿南が自決したからといって、それで陸軍の混乱が収束できたのかというと、どうかなぁ、という気がする。
昭和天皇の悲壮感も今ひとつかなぁ(さざえのエピソードはよくできていたけれど)。3月の大空襲でも、まだ気付けなかったのかしら。
なんとも言えない呆けた間をおきながら、確実にタスクを処理していく鈴木貫太郎(を演る山崎努)には完全に脱帽だったけれど。
人を描こうとし過ぎたために、あの数日で逆転した力関係と理念の勢いみたいなものは、大宅壮一版にやや劣る感がある。

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rie530

4.0ある程度予備知識を入れておきましょう

2015年8月15日
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鑑賞方法:映画館

60代の父親・20代の弟と3人で鑑賞しました30代です。
終戦の日ということもあって、初回から観客は多かったと思います。
ただ、多くの方が父親と同じ60代かそれ以上で、私達兄弟は結構浮いているなぁという感じでした。

上映時間は2時間半と最近の映画としては、長い方ですが非常にテンポもよく、中だるみもせずに最後までしっかりと見ることができました。
特に私は原作も読んでいないし、この時代の情勢などをよく理解しているわけでもありませんでしたが、飽きもせず、本作品で伝えたかったことは十二分に理解できたと考えます。

ただ、これは自分の反省なのですが、登場人物の上下関係や役職などをある程度、理解した上での観ればよかったと感じています。
物語後半で松坂 桃李が演じる畑中少佐が大きく動くことになるのですが、「この人がどういう人なのか?」について行けず混乱してしまいました。
自分はパンフレットは鑑賞した後に読む派なのですが、これから見ようと思っている方は、パンフレットを事前に読むか、公式ページの人物相関図をある程度確認することをおすすめします。

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N Ryouhei

3.570年の節目に観ておきたい作品

2015年8月15日
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敢えて終戦記念日に観ました。あの時、終戦が長引いたら日本は分断されていたかも知れないし今の繁栄もなかったかも知れない。特に昭和天皇役の本木雅弘が良かった。

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M.E

3.0日本を想う気持ち

2015年8月15日
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近代史を知ることは大切だと感じました。いろんな想いの上に国の繁栄がある。自信を持っ前に進みましょう。

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arapapa

4.0こういう映画があっても良い。

2015年8月15日
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決して派手な映画ではないが、それでもこの国の歴史を知るには大切なことを教えてくれる1本だと思う。(例え多少史実とは違っても)
とかく現代は「アジアの侵略者」としての日本しか注目されないが、その時代に生きていた若者たち総ても否定されてはいけないと思う。
戦争をどれだけ知っているか?と言われれば経験もしてない自分は何も言えないが、それでも日本人として史実は知りたいと思う。なるべく色んな方向からの眼を持って。
その中の1つの物語として、自分には良い1本だった。
終戦の日に観たというのも、自分の中に何か感じる物があったんだろうと思う。

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キチ

3.0難しい…

2015年8月15日
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鑑賞方法:映画館

近くの映画館が今日からだったので
今日朝一で見てきました。

監督によって写す場面が変わるというのはあっていいんですが
うーん、自分が歴史を知らない、という事が一番の問題だけど、あんまりよくわからなかった。
ただ自分が若者としてあの陸軍にいたらどうしたんだろう。教育されていた事が変わる、それは確かにおかしいと思うし、あのように考えてしまう事はあると思う。
でもそう考えさせてしまった以上、あれは教育ではなく、洗脳だと感じる。
洗脳は人を壊す、人を人でないものにしてしまう。
松阪桃李演じるあの若者はあの社会背景に洗脳されていたのだと、洗脳されてしまった人は周りの人を消してでも行動してしまう。

教育を仕事している自分は、さらに教育の大切さを感じました。

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一笑健明

4.0壮烈な意志力

2015年8月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

塚本晋也監督「野火」を2日前に鑑賞、戦後70周年、そして、祖父の鬼籍と戦前と戦後を改めて考え、日本人として繋いでいかなければいけないと考えております。「野火」では一兵卒を主人公として戦争の悲惨さを大義や思想などに隠すことなく描写していました。本作は日本を主人公に日本を守り未来へ繋げるために文字通り命を投げ打って終戦に取り組んだ男達のお話です。

 まだ未見の方には原作もしくはその当時の歴史を事前に予習しておくことを強く推奨します。私は原作を読み、その他の戦争小説を読んでの鑑賞でしたので何とかついて行くことが出来ましたが、一緒に鑑賞した嫁は大体の雰囲気しか掴めることができなかったようです。細かい所は創作もあるようですが、史実を元にしたお話ですので、細かい所を知る知らないでは伝わってくることが全く違ってきます。是非ともその当時の背景を予習した上で鑑賞してみて下さい。映画の冒頭に説明文があっても良かったんじゃないかなとも思いますし、これほど高々70年前の事すらも知らないのかと、歴史のつながりの希薄さに自ら唖然としてしまいました。

劇場はお盆ということもありほぼ満席、客層はかなり高め、むしろ若い人はほとんどいないと言っても過言ではありません。内容については他の方も書いておりますので割愛しますが、何よりも感じて欲しいのは「日本人の意志力」昭和天皇陛下、鈴木貫太郎総理、阿南惟幾陸軍大臣、米内正光海軍大臣など戦争を終わらし、どう未来の日本へ繋げていくかを考え、その為には自らの命など取るに足らないものである。今を生きる私たちには思いもよらない壮烈な生き様、そして意志力。戦争という「絶対的な悪」は二度と起こしてはならないし人間が取り得る中で最も愚劣な行動なのは間違いありませんが、先人達が日本の未来を心底思い散っていった事には感謝と尊敬の念以外何を思うことが出来るでしょうか。改めて先の大戦で尊い命を「私たち未来の日本人」の為に亡くした戦没者全てに追悼の意を表します。

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Hiroki Abe

4.0終わらせることの難しさ

2015年8月15日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

終戦から今年で70年、正直苦手分野の映画ではありましたが、今見ておくべき映画だなと感じました。
戦争体験者が少なくなってきている昨今、こうやって映画でいかにして現在の平和な時代が作られたのか、まあ事実じゃない部分や製作者の感情的な部分も多少入っているとは思いますが、歴史を知ることは本当に大切なことだと思います。
安保法案の改正で揺れる今の日本だけに、尚更ね・・・。

まあ面白い映画かと問われれば、戦場のシーンがある訳でも無いし、庶民の視点が反映されている訳でもない、物凄く堅苦しい政治ドラマですので、面白いとは言い難い映画でしたが、いかにして終戦を迎えたのか、その道のりはとても見応えがあって、結果は分かっていても終始見入ってしまいましたね。

今の時代と違って皆日本の行く末を思う気持ちは熱い、けど、方向性はそれぞれ違う、それをまとめ上げる事の大変さをヒシヒシと痛感しました。
そんな中でも、昭和天皇は終始終戦を望まれていた事実、自分の身よりも民を思う気持ちが強かったことに、感動を覚えました!
演じた本木雅弘の柔らかい演技、苦悩・葛藤する様子も物凄く印象に残りましたね。

また、昭和天皇、鈴木総理、阿南陸軍大臣の強い絆も印象深く、平和へ導く上でとても重要な要素だったことは勉強になりました。
しかし原爆が投下される前に上手く終戦へ導くことが出来なかったものか、そこは悔やまれてなりませんね。
過去の過ちを繰り返さぬよう、平和な日本が続くことを願いたいものです。

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スペランカー

今の政治家に改めて失望

2015年8月14日
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鑑賞方法:映画館

良くも悪くも政治家には信念があり、でもその時にやらなきゃいけないことがあり、責任をとらなきゃいけないわけで・・・

自分たちが選んだとはいえ今の政治家の方がたの幼稚さと無責任さに改めて失望。

もっくん天皇に叱責してほしいわー

で、ほんとに恥ずかしながら学生時代には近代史よりも縄文時代に時間をかけて勉強した口ですので(言い訳)この時代のことはほんとに知識がなくて・・・

役所さんがいつ殺されちゃうのかとどきどきしてみてました(あほですね)

つくづく戦後の日本の学生は戦争のことを客観的に教育されていないかということですよね。
あらためて興味が持てたので原作なども読んでみようと思います。

しかし山崎努はかっこよすぎや!!!

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chuchumamapeace

4.0若者にこそ

2015年8月14日
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鑑賞方法:映画館

組織の意思決定過程と歴史が同時に学べます。今日の夕刊では複合型映画館の興行優先度のため、満席の館が多いにも関わらず、10位とのこと。ノンフィクションですが、当時のビデオがあるわけではないですから、創造や憶測の部分的はあります。しかし映像にテンポがあるのでかえって歴史に馴染みのない若者の方が楽しめるかも!自分歴史オタクで原作も買ったくらいだから星一つ減!

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ピーコ

5.0平成として残す

2015年8月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

娯楽という範疇ではないけれど、サスペンスの描き方も好み。個人的に心に響いたのが、サザエのくだりであったのも腹の底におちました。

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lynx09b

4.0昭和天皇に興味が湧いた

2015年8月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知らなかった
歴史、政治、社会が超苦手なのでついていけなくなるかもと心配しつつ2時間…見てよかった
当時の語り口調は緊張感ありますね
軍人らのセリフが早口というか
用語がわからなくて結構惑わされるんですが

皇居に銃痕残ってるんでしょうか?
終戦特番やニュース等であの放送を聞く事がありますが、当時この映画の様な事が起きていたとは知らなかった

スピーチ以外での陛下の日常会話の様子に興味深々でした

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mmconv1oo

4.0戦後70年。今だから観るべき映画。

2015年8月14日
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鑑賞方法:映画館

映画全編を通して、戦闘シーンなどは一切有りませんが、立派な戦闘映画だと思いました。
役所広司、山崎努、本木雅弘、松坂桃李。出演俳優陣の重厚な演技を通して、戦争を終結させる事の難しさを表現出来ていると思いました。
時代は違いますが、アメリカンスナイパーを観て、この作品を観ることで、戦争は何ももたらさない。戦争に向かってはいけない、と思わされました。
戦争70年の今だから観ておくべき映画だと思いました。

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hiroking1970

2.0悪くはないけど、緊張感が薄い。 史実とちょっと違う、鈴木総理の発言とか。

2015年8月14日
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悪くはないけど、緊張感が薄い。

史実とちょっと違う、鈴木総理の発言とか。

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よしひろ

4.0予習していけば良かった。

2015年8月14日
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全体的に難しい映画でした。
セリフが理解出来ない所もあり、太平洋戦争の始まりと終わりを予習してから観れば良かったです。
天皇陛下が最後の聖断をした事や、玉音放送を将校達が阻止しようとした事など、全く知らなかったので勉強になりました。
天皇陛下をもっくんが演るという事で、男前過ぎるのでは?て思っていましたが、映画の終わり頃には、昭和天皇ってこんな感じだったよね。と思うくらいしっくりきました。
役所さんや山崎さんも、言わずもがな素晴らしかったです。

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まるゆき

2.5プロローグだけかな

2015年8月14日
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タイトルに偽りあり。一番長い一週間だね。ほんではプロローグで書かれている所がメインになっています。

人物説明が無く、映画だけだと良く分かりません。それだけならいいのですが、人物内容も変えているのが、納得できません。

描きたい中心がぶれた感じで、何が言いたいのか分からなくなった感じです。

これだけの時間と俳優であれば、もっと良いものが出来たと思うのだが、松坂桃李くんが主人公の決起するしないのドラマになってます。

完全に期待ハズレでした。残念!

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クマリン

3.0本当の敵は、内部にいる。

2015年8月13日
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本当の敵は、内部にいる。

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映録助

4.0お水の入ったコップの行き来

2015年8月13日
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鑑賞方法:映画館、VOD

知的

難しい

この映画で松坂桃李を初めて認識した。半藤一利の原作だったのか。もっと気合い入れて見れば良かった。おじさんばかりの映画だなという印象だった。(2015.8.13.)

この映画で役所広司と松坂桃李は初共演したんだ。そして3年後に「孤狼の血」素敵な関係だなー。(2021.7.25)

岡本喜八監督による前作(1967)は途中(玉音放送の録音まで)で見るのをやめてしまったのでいい加減な感想ですが、前作と今作とではかなり色合いが異なると思いました。この映画では組閣にいたる経緯と、鈴木、阿南、天皇の関係性が丁寧に描かれていてそれが重要だったことが伝わってきました。天皇による「もうほかに人はいない」などの言葉が、軍人は政治に関与するべきではないと固辞する鈴木を決心させます。

映画として良いと思ったのは、最後の御前会議での男泣きシーンをセンチメンタルに延々と映すことをせず全体的に場面の切り替わりが速くて淡白だったことです。それにより観客は良きにつけ悪しきにつけカタルシスを得られずに済みました。家族にポイントが置かれていたことも今作の特徴です。鈴木も阿南も家族と自宅で過ごす場面があり、天皇は疎開している我が子を慮る言葉を述べます。

阿南の人望の厚さ、天皇と鈴木への気づかいとリスペクト、家族に対する愛は役所広司だから表現できたのだと思いました。次男の写真が胸に置かれ横たわっている夫に向かって、次男の戦地での様子を具体的に言葉はっきりと伝えるべく話しかける妻・綾子役の神野三鈴に心動かされました。音楽もよかったです。(2021.8.16.)

おまけ
松坂桃李演じる畑中少佐に教養と知性を感じた。彼が受けた軍人教育、負け知らずだった陸軍、彼の若さに思いを馳せた。怒り、悔しい、悲しい、馬鹿げてる…。

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talisman

4.0政術映画「そのとき、日本は止まった」といったところか

2015年8月13日
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鑑賞方法:映画館

岡本喜八監督版は未鑑賞。
ただし、岡本喜八版は8月15日の玉音放送前日を「日本のいちばん長い日」と定義して映画をつくっていることだけは知っています。
しかし、本作は・・・

戦争終結内閣である鈴木貫太郎内閣の成立から8月15日の玉音放送(同日鈴木貫太郎内閣総辞職)までを描いています。

とすると岡本喜八版とは、まるっきりアプローチが違うし、タイトルの「日本のいちばん長い日」がそもそも異なるように感じました。
この映画での「その日」は、玉音放送のあった8月15日。
その玉音放送によって、これまでの日本という時間が止まった。
そして、新たな日本へ転換する。

玉音放送の「とき」が、「日本のいちばん長い日」。
本作は、まさに「そのとき」で終わります。
(なので、副題に「The Emperor in August」がある)

映画は「そのとき」を迎えるまで、どのような葛藤があったのか。
それを、原田眞人監督が得意とする「男騒ぎ」の映画として描いていきます。

天皇、鈴木首相、阿南陸相を中心とした、政治映画(というか政略映画というか、政術映画というか)として、原田監督は巧みにまとめたと思う。
監督特有の少し冷めた感覚、ワンシーンワンシーンを思い切りよく短いカットで繋いでいくのが、この映画には合っていた。

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りゃんひさ