劇場公開日 2015年8月8日

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「戦争は人を狂わす」日本のいちばん長い日 かずさんジージさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5戦争は人を狂わす

2021年1月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

知的

信念をもって行動することは大事なことではあるが、
この映画の畑中少佐(松坂桃李)には、やはり危険を感じずにはいられなかった。
阿南惟幾陸軍大臣(役所広司)の「どんどん行け」という言葉にも、戦争は大勢をあおり、立ち止まって考えることをしなかった、当時の軍幹部層の狂気を感じた。
いつの時代も、人の意見に耳を傾けること、自分の行動を俯瞰で見ることは大切なことだ。

令和の時代にも戦争がないことを切に願う。
原作の亡き半藤一利さんを追悼して、DVDを借りて観た。

・・・その後、半藤さんのインタビューをTVで見たが、本当に大切な方が亡くなったんだと改めて思う。
当時の日本としては、必ずしも大衆も戦争を反対していたわけではないと言われていた。
また、半藤さんの父は太平洋戦争開戦時、この戦争は負けると言っていたそうだ。いずれにしても、多様な考え意見を封じ込めることはよくないし、その場に流されずに冷静であることの大切さを感じた。

かずじー