劇場公開日 2015年4月1日

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「 新田あゆみ(戸田)は牧野(松坂)が食事しているレストランへと訪れ...」エイプリルフールズ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0 新田あゆみ(戸田)は牧野(松坂)が食事しているレストランへと訪れ...

2018年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 新田あゆみ(戸田)は牧野(松坂)が食事しているレストランへと訪れ、責任を果たすよう迫るのだが、カバンを開けると一丁の拳銃があったため、脅しをかけてみるとそれが本物の拳銃であり、そのまま人質をとり立て籠もり犯となってしまう。「フロアで起こることは全部自分の責任」だと言う接客係(サンタマリア)が気を利かせすぎたのも拍車をかける要因となった。

 7つの物語が進む群像ドラマ。拳銃はもともとヤクザの宇田川(寺島進)のものでカバンが入れ替わったのだ。宇田川は万引き常習犯の中学生江藤里香(浜辺美波)を誘拐し、連れまわしていたのだが、その里香は実の娘であった。敵対するヤクザの親分を殺すため、最後に娘と過ごしたかっただけなのだ。

 そうやって、他の人たちとも小さく絡んではくるものの、見せ場となるのはあゆみの立て籠もりが中心で、他は些細な繋がりでしかない。レストラン内で破水して、子どもを出産するという終盤ではあるが、『キサラギ』ほど面白くなかった。

kossy