劇場公開日 2015年7月18日

「古き良き世界観と、新しい息吹。伝説的ドラマの最前線。」HERO 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0古き良き世界観と、新しい息吹。伝説的ドラマの最前線。

2015年7月21日
PCから投稿

笑える

興奮

知的

【賛否両論チェック】
賛:事件の真相を追う中で、「人と人とが分かり合うこと」を目指して奔走する主人公の姿が感動的。予備知識がなくても楽しめそう。
否:展開としては、少し都合が良すぎる印象で、ややあっさり終わってしまった感が否めない。

 さすがは人気ドラマ、演者さん達の息もピッタリで、一癖も二癖もある登場人物達の丁々発止のやり取りが繰り広げられ、思わず笑ってしまいます。
 そんな中で、普通ならば簡単に諦めてしまうような絶対不可能な状況下にあっても、決して臆することなく真実に向かって突き進んでいく主人公の姿が、非常に痛快でステキです。そして、
「国が違えば、習慣や宗教は違う。それでも、国境を超えて分かり合えるものは沢山ある。」
と、国を超えて相手を理解しようと奮闘する姿は、観ていて勇気や感動を与えてくれます。
 予備知識はなくても充分楽しめますが、知っていた方がより楽しめるのは間違いありません。番組の歴史と、映画ならではの新しいエッセンスが合わさった、王道の作品といえそうです。

映画コーディネーター・門倉カド