劇場公開日 2015年2月21日

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「男の友情がテーマ?ではなくて」君が生きた証 Momokoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0男の友情がテーマ?ではなくて

2015年3月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館、CS/BS/ケーブル

思いがけない、辛い事実に
どう向き合えるのかがテーマかな。

子どもの死はいつも不条理だけれども
こういう死は想像もできない。

その部分は最小限の表現で、重たい気持ちを振り払うような主人公に痛々しさを感じる。

音楽で再生したかに見えるのだけれど、事実に向き合うにはまだ足りないものがたくさんありそうだ。

お墓に向かう、大学の記念碑に向かう、残された音楽に正直に向き合う…
そんなことが

若い人たちには彼らの音楽が残ったけれど、彼自身の音楽はどうしたんだろう?
死んだ息子の演奏家でいるだけでいいのかな?

音楽はサラッとしていて、良かった。

わからないことはわからない。
生きている者は、わからない死んだ人を思いながら、生きていく。

無理に理屈をくっつけていないのが良かった。

期待以上。

Momoko