劇場公開日 2014年12月20日

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「残念な映画」暮れ逢い あま・おとさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5残念な映画

2024年4月20日
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鑑賞方法:VOD

一見、洗練された雰囲気だったので期待値がそこそこ高かった。しかし、それだけで終わった。退屈だった。
監督さんの名前や雰囲気で事前に惹きつけられてしまう分、罪深い。

何を伝えたいのかわからない。大抵どんなにできが悪い(?)映画でも、それなりに伝わってくるものがあるのだけれど。純愛の美しさ?うーん。普通だ。純愛だからよい、美しいというものでもないし…。

戦争で安否不明の彼を待つのもお決まりのストーリーにしか思えない。何の感動も沸かないのには我ながら呆れた。

登場人物が少なめで閉塞感もある。しかも少人数に集中しているのに人柄が伝わってこない。会話が少ないせいか。会話によってかなり人柄は伝わるはず。会話があっても聞けるのは簡単な受け答えと、思わせぶりな短い言葉だけだった。
しいていえば、ロットは、明るい笑顔と伸びやかな美しさが伝わり素敵ではあった。

雰囲気づくりが先走って肝心なものを忘れてしまったのだろうか。
英語の違和感ももちろん残念。

あれこれ不満を書いてしまったが、それだけ期待が大きいということなのだ…

あま・おと