劇場公開日 2015年5月16日

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「時代劇もバッチリ。」駆込み女と駆出し男 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0時代劇もバッチリ。

2015年6月21日
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鑑賞方法:映画館

原田眞人監督久しぶりの新作はなんと時代劇。アメリカ的映画作法で映画を作ってきた原田眞人がいかなる時代劇を作るのか。興味はつきなかった。

水野忠邦の治世、東慶寺は女駆込み寺として機能していた。
東慶寺とうつつをつなぐ御用宿、そこに半次郎(大泉洋)はいた。

じょご(戸田恵梨香)の顔の傷を治療する必要性について語るシーンで、半次郎の並々ならない知能を見せつける。
お雪(神野三鈴)の大診問も見事にやってのける。

そう、この映画は頭のいい人ばかりが登場する。それがなんとも心地いいのだ。お吟(満島ひかり)しかり、源兵衛(樹木希林)しかり、堀切屋(堤真一)しかり、法秀尼(陽月華)しかり。
頭のいい人が織り成すドラマは、そうなるべくしてなっているので、説得力もある。

室内の切りとり方が、黒澤明の画面にそっくりであった。ここにもクロサワのDNAを継承する監督がいた。

原田眞人の時代劇、不安には思っていなかったが、思った以上の出来であった。
続編、できるかなぁ。

mg599