劇場公開日 2015年5月16日

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「女優・満島ひかり」駆込み女と駆出し男 フットさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0女優・満島ひかり

2015年6月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

時代劇は殆ど観ないし、原田眞人の作風もお気に入りではない。
ただ予告で満島ひかりの憑依したスポットを観ただけで観なければと思った。フォルダー5のデビューから18年、ようやく円熟期がきた。
「愛のむきだし」のパンチラから「川の底」「悪人」等個性は発揮も何というか‘華、がなかった。一気に称賛されるはずの「夏の終わり」の肩透かしの後、決してハマり役でないこの‘お吟、役で100%開花したと思う。今後の邦画界のトップクラスに殊勲する女優として頑張ってほしい。いつもとは抑え気味の戸田恵梨香の好演もあって、最後の二人には男泣きしてしまった。本当のお吟の駆け込んだ理由...上手っっ!!

他出演者の円熟度は言うまでもないが、キムラ緑子は本当助演陣の神域で、堤真一の単純キャラの統括は毎度頭が下がる。

映像ディテールが素晴らしく、久々シネスコを必要とする邦画なんで、なるたけ大きい劇場(5.0×12.0以上)を模索してください。これDVDで初鑑賞だと、だいぶ印象が違ってしまうハズです。大泉君の看板で少しは持つだろうけど、こういう邦画が打切られるのは残念です。

フット