「要予習」駆込み女と駆出し男 everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
要予習
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笑いあり涙ありの良い時代劇でした。
難しいと聞いていたので、あらすじを把握してから臨みましたが、やはり細かい所までは聞き取れず…。2回観てようやく分かりました。序盤、なぜお吟が「間が悪いこった」と呟くのか、なぜ玉虫が密告中にキリシタンの話で目つきが変わるのか。
信次郎以外の台詞も難解ですが、登場人物の多さも理解を難しくしていると思います。もう少し絞って、法秀尼や玉虫の過去の説明も欲しかったです。全体的に結構詰め込んでいるので、話としては「駆け出し男」信次郎の柏屋居候生活二年間、といった感じです。
離縁が認められるまでの修行生活で、お吟は小慣れた女将さん口調から穏やかな雰囲気になり、もともと働き者のじょごは教養を身につけて、芯の強いしっかり者に。立場の弱い女性達にとっては、持参金により階級がある!とは言え、人権が守られて楽園のように見える寺での生活ですが、「女の世界」ゆえの陰険な側面も少し描かれていました。
不幸な女性や家族を守り抜くため、時として必殺仕事人のような?柏屋源兵衛(女性)が良かった(^^)。俳優陣の演技は皆本当に「素晴らし」かったです。
お種は「愚行録」の夏原だったんですね!
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