劇場公開日 2014年11月8日

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「プロクセミクスという言葉を思い出した」0.5ミリ kthykさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0プロクセミクスという言葉を思い出した

2014年11月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

知的

安藤桃子、安藤サクラという興味深い姉妹が作った評判映画。
昨晩、有楽町スバル座で見た。
期待通りとてもおもしろい映画だ。
プロクセミクスという言葉を思い出した、「かくれた次元」だ。
人間も一個の生物である限り様々な個体間距離を持っている。
著者であるエドモンド・ホールは「人間が空間をどのように利用しているか」をプロクセミクスと名づけ、密接距離(45cm)、個体距離(45cm-120cm)、社会距離(120cm-360cm)、公衆距離(360cm以上)の4つの距離帯を区別した。
サクラは独居老人といい加減な大人と捨てられた子どもの間を風のように吹き抜けて行く。桃子はそんな映画を都会でもない、田舎でも郊外でもなく、高知という古い街で作った。

kthyk