最高の人生のつくり方のレビュー・感想・評価
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話も邦題も食傷気味
腕利きの不動産マンだが、偏屈な性格で嫌われ者のオーレン。
疎遠の息子が刑務所に入る事になり、孫娘を預かる事に…。
偏屈男がやがて周囲に心を開いていく、というありふれた話。
マイケル・ダグラスのヤな野郎っぷりはさすが様になってるが、とことんクズ野郎ではない。
孫娘を母親に預けようとするが、その母親が堕落人間で考えを改めたり、無実の罪の息子の為に弁護士を雇ったり、親しくなったダイアン・キートン演じる隣人の為に仕事を紹介したり…。
根は、先立った妻を今も大事に思ってる愛情深い男なのだ。
孫娘や息子との復縁一本に絞れば良かったと思う。
ダイアン・キートン演じる隣人との色恋沙汰は蛇足だった。
お互いちょっと惹かれ合うならばまだしも、ベッドインしての痴話喧嘩までは…。
幾ら同じロブ・ライナー監督とは言え、この氾濫する似たり寄ったりの邦題は…。
邦題の元となった某映画は確かにいい映画だったが、その後一斉にパクられるほどかと言うと疑問で、食傷気味。
成熟した大人の、恋愛映画
マイケル・ダグラス&ダイアン・キートン。そうなったら見なくちゃいかん!
孫娘の登場で、喧嘩ばかりしていた隣人から友人へ。「愛情とは何か」というクエスチョンを、幅広く説いた作品ですね。
お二人とも、いい枯れ具合。ダイアンの唄は、本人なのかな。だったらすっごく素敵。
最後はホロリきちゃいました。
原題の「And So It Goes」。ビリージョエルの唄にもありますが、関係はないんかな?
M・フリーマン&J・ニコルソンの「最高の人生の見つけ方」がヒットしてから、似た邦題が連発。間違うってばー。
後味良し
偏屈で嫌われ者なマイケル・ダグラスと
感情的ですぐ泣くダイアン・キートン。
お互い伴侶を失ったりとかで、心に抱えるものは
あろうけど、過剰な重さや暗さを感じさせない
若々しい2人のおかげで、いい意味でサラッと観られます。
マイケル・ダグラス(役名忘れた)の孫娘の美しさ、
愛嬌と相まって、子供嫌いでもグッときます。
人間、美しいものには弱いですね…。
なんだかんだ言っていいやつ、ばかりなので、
後味スッキリ、いい気分になれる映画です。
ただこの最近ありがちすぎるパターンの邦題はいただけず。
似たようなのが多いからタイトル覚えられません。
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