「話も邦題も食傷気味」最高の人生のつくり方 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0話も邦題も食傷気味

2017年3月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

腕利きの不動産マンだが、偏屈な性格で嫌われ者のオーレン。
疎遠の息子が刑務所に入る事になり、孫娘を預かる事に…。

偏屈男がやがて周囲に心を開いていく、というありふれた話。
マイケル・ダグラスのヤな野郎っぷりはさすが様になってるが、とことんクズ野郎ではない。
孫娘を母親に預けようとするが、その母親が堕落人間で考えを改めたり、無実の罪の息子の為に弁護士を雇ったり、親しくなったダイアン・キートン演じる隣人の為に仕事を紹介したり…。
根は、先立った妻を今も大事に思ってる愛情深い男なのだ。

孫娘や息子との復縁一本に絞れば良かったと思う。
ダイアン・キートン演じる隣人との色恋沙汰は蛇足だった。
お互いちょっと惹かれ合うならばまだしも、ベッドインしての痴話喧嘩までは…。

幾ら同じロブ・ライナー監督とは言え、この氾濫する似たり寄ったりの邦題は…。
邦題の元となった某映画は確かにいい映画だったが、その後一斉にパクられるほどかと言うと疑問で、食傷気味。

近大