ニンフォマニアック Vol.1のレビュー・感想・評価
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vo.2へのプロローグ
わざわざ、vo1とvo2に分けたのは時間的かつ興業的な理由だろうか?
なかなか、これ単体での評価は難しい。
vo1を観たら、必然的にvo.2を観なきゃ行けないような感じです。
とても残酷でした
色情狂を自認するヒロイン、ジョーの半生を綴った壮絶な物語。
監督はラーストリアーで、作品でゆかりのあるシャルロット・ゲンズブールが主演。
そしてもう一人の主演。ゲンズブール演じる色情狂ジョーの若かりし頃を演ずるのがステイシー・マーティン。
彼女はこれがスクリーンデビューなのだから恐ろしい。
体当たりというか、心も身体も全部ぶつけてくるようでした。
半生と書きましたが、要は彼女のエロスを求める旅。
行き倒れていたジョーを解放した、スカルスガルド演ずるセリグマンとの会話で進行していきます。これが中々独特。
導入こそひたすら気怠い感じでしたが、気がつくとじんわりときていました。
セックスと釣りの対比が面白かったですね。
章で構成されていて其々印象的なエピソードがあるのですが、やはり「屈辱的な数字3:5」でしょうか。最初笑いました。
そんな彼女のエロスの旅路でしたが、突如糸が切れるようなラストは中々に衝撃。
やはりトリアー作品、とても残酷でした。
こんなにも真摯で知的で刺激的な作品は─
基本的にラース・フォン・トリアーの作品を嗜好する者です。なので、これほど、いやこれほどまでに性に対して真摯で知的で刺激的な作品は、ポルノ含めても、稀なような気がするし、見たことがありません、彼のほかの作品以外では・・・まさにこれまでの集大成といった印象です。
LVTを嗜好するといっても、ドグヴィルはかなり苦手で、いや大嫌いで、もう彼の作品なんて見たくないと思ったほどでしたが、ついつい見てしまったメランコリアが非常によくて、やっぱいいよなLVTなどと思い直したものの、この作品の公開当時は、彼の作品では地球はなくなったわけだからメランコリアの次の作品など有り得ないし、それより長すぎるよ!などと思ってしまいパスして、近年ハウス・ジャック・ビルトを見たわけだが、やっぱおもれーと思ったわけで、そんな中、レトロスペクティブというリリースを見て、この長尺の作品を思い切って観賞しておこうと─。
果たして─、冒頭のとおり素晴らしいものでした。
一瞬だけ、どこぞで配信とかしてないかと思い検索すると、この地域では公開されていません、などというイラつく結果・・・。まぁそれも何気に劇場へ赴く後押しとなりましたが…。観賞後、これは公開されないはずだわと納得し、観賞しておいて本当に良かったと思っています。
映像も音楽も雰囲気もリズムも、とにかく自分にとって彼の作品は非常に合うのかもしれません。長くても終始飽きないし、ぐいぐい引き込まれます。内容も凄いとしか言いようがありません。何でこんなこと思いつくのか─、安易に使いたくはない言葉ですが、天才としか─。
確かに性描写は激しいし、変な解釈をされかねない作品だと思うので、観賞するのは慎重になるべきかとは思いますが、非常に優れた作品であることは間違いないと思います。
ジョーが私が悪いの私は普通じゃないのっていってるそばからセリグマン...
ジョーが私が悪いの私は普通じゃないのっていってるそばからセリグマンが淡々と哲学的、ポジティブに解釈し説明していくのが面白かった。
釣りへの例え、植物や動物など日常の身近な物などからこちらの想像力を掻き立てるのがいい
奇才の監督・ラースフォントリアが性を描いた映画
性に奔放なひとりの女性の性体験遍歴を対話の中でフラシュバックして描く。ラースオントリア―というすごい監督がいるとのことで、初めて観た。
年配の女性と男性の会話のフラッシュバックの中で、女性の性体験が淡々と描かれていく。一度に複数の男性と関係をもつ話しも含め。自然の森の中の美しさとはかなさも対比させながら。性が人間の根源であることの様を描いている。
途中で終わってしまってびっくり。完結はVol.2で、のようだ。
性描写だらけだが、エロいというよりは終始苦しそうで切実な印象。
男の存在が主人公にとっては「要素」「刺激」のひとつに過ぎない。
人格がある存在ではなくて、風とか水とかと同じ。
でもそれは男にとっての主人公も同じことなんだろうな。
女性のセクシュアリティをテーマに、強い性的欲求を抱えた女性の半生を...
女性のセクシュアリティをテーマに、強い性的欲求を抱えた女性の半生を2部作で通して描いた。8つの章仕立てで構成されており、「Vol.1」では第1~5章が描かれる。
哲学や文学に通じてない自分は100%映画を楽しむことは出来なかった...
哲学や文学に通じてない自分は100%映画を楽しむことは出来なかった、、
音の使い方やシネスコの使い方、会話のトーンがジョーの心をそのままで凄いなと思った。
愛とは嫉妬を加えた欲望か、、名言。。
すげえ……
これは本当に凄いわ
ステイシーマーティン
尊敬に値するね
いや俳優陣みんな凄いのよこれ
個人的にはユマサーマンあっぱれって感じでした
これ注目すべきは性の問題だけでなくね
構成とか音楽とか例えとかが秀逸なのよ
絶対的に無機質でそれが彼女そのものを
表しているようにも見える
名言もばんばん出てきて
恋愛に悩んだときに見るのがおすすめ
愛とは嫉妬を加えた欲望である
2が楽しみだ
意外とそこまで
もっと欲情が止まらない人の話かと思ったけど、
思ったよりセーブ出来てる気がする
お父さんが入院してるあたりのシーンはちょっとショックな感じだけど、、
釣りと話をつなげてくる感じ、ちょっと笑ってしまう。
ヤリマン少女の冒険記
もっと陰鬱なイメージを想像していた訳でL・V・トリアーが監督だし。
映画「イージー・ライダー」以来に聞いたアノ曲に意外性を感じ新鮮だった。
知的にアートにヤリマン少女の歴史を辿るストーリーが斬新で。
L・V・トリアー監督作を普通に楽しめて難しく考えるコト無く鑑賞出来たのは意外だった!?
原作とか脚本が元カレかと思ってしまった(笑)
去年映画館で観ようと思ってて、躊躇した作品。
でも映画館で観なくてよかった。多分一人で、無駄にぶるぶるしたと思う。
今まで私が自分を揶揄して使った言葉とか、今までついた白々しい嘘が出て来て、え!?ちょっと待って!原作とか脚本とか、元カレかも!?
と思ってググったところ、脚本・監督がラース・フォン・トリアー だった!
そうだった!すっかり前情報忘れてた!ぶるぶ
る損です。トリアー監督とは付き合ってないや(笑)
いや、でもトリアー監督にしては、笑えますよ。
セックスとトリビア的な雑学&妙な隠喩と哲学に満ちている。
もっと悲惨な重苦しいエロを想像してたので、かなりびっくり(色んな意味で)。
しかもラストのスパン!と落ちる感じは、例え続編があるとしても面白い。
明日「ニンフォマニアック Vol.2」を観ます。
いや、映画館で観れば良かった。ぜんぜんエロではないです。
もう、プロモーション!!
これで
これでスクリーンデビューとか思えない、ステーシーマーティンの存在感に心臓を撃ち抜かれた。
色情狂とゆうスリリングなテーマだけど、知的でユーモラスな博物学の様な視点で描かれるvol.1。性に奔放な女性とゆうものに対する、男性の下世話な視線に対する批判やジェンダー問題への切り込みも鮮やかで”性“を展示する博物館に迷い込んだようなクラクラするほど美しい映画時間に心を奪われてどうしでした。
各シークエンスごとに区切られることで生まれるテンポも心地よい。
後編となるvol.2と比較しても個人的には神秘的な魅力のあるvol.1が好きです。
これはリアルタイムの映画館で観られたのが幸せだった。
最も食べやすいトリアー作品。
その名も「色情狂」の名を冠した、其の実灰色コメディの一本。
キ印監督の作品ゆえ、当然オススメはしないが…
それでもトリアー監督作の中で1番観やすいのに驚いた!笑
冒頭の1分以上の暗黒と静寂からの…ラムシュタイン!
そして老人と女の、チグハグのままに進む会話も◯
会話からの女の回想、そして老人の釣りボケと突っ込み…もう、笑うしかない!
ユマ・サーマンの不穏かつうわぁ〜いるよなこんな女!という嫌な女の演技も見事!
最近イイトコが無いラブーフが三こすり+五こすり男っぷりも良し!
何より若き日のゲンズブール役の女の子が可愛い!
しかしながら。
エロを煽りにして、R18まで付けてるのに…
ボカシのデカさと多さったら!
過剰な自主規制はやはり作品を損なういい例だと思う。
とりあえず。
vol.2でオバハンの濡場をさんざ見せられんのか…と思うと、若干気の重い作品。
意外に性愛というテーマ以外も充実
『愛とは嫉妬まじりの強い性欲に過ぎない』というコピーに引き寄せられて鑑賞。
エロエロなのかなと思いきや、結構なギャグと技巧的な映画表現とニヒリズムが映画全体をいいバランスにしていた。
ラストシーンは続編を期待させるのに充分なフィニッシュ!
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