「活字の方が伝わることもある」エヴェレスト　神々の山嶺（いただき）　adansoniさんの映画レビュー（感想・評価）

阿部寛と岡田准一の演技やエヴェレストの自然・厳しさには圧倒されました

しかし、ストーリーは岸涼子が再びエヴェレストに行こうとする深町についていくくだりで「えっ、いつの間にそんな仲になったの？」としか見えないように、原作からのトピックの切り取り方や構成が雑で伝えたい事がぼんやりとなっていて、全体的に感情移入できませんでした

物語終盤の羽生の言葉など映像や音声になった事によりダイレクトな刺激として伝わりより響くようになったような、原作をただスクリーンに移すのではない映画なりの変換や構成・編集をもっと頑張って欲しかったです