劇場公開日 2015年9月12日

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「社会派とエンターテイメントの見事な融合」天空の蜂 白鳥の歌さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0社会派とエンターテイメントの見事な融合

2020年4月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

知的

細かいことは置いといてあくまでエンターテイメントとして。
原作の社会派要素を削った分、スリルとアクションが増している。
この映像化は成功だと思う!
当たり外れ多い堤幸彦だがこれは紛れもなく当たり。堤幸彦作品の中でも一番好きかもしれない。
原発の電気は殆ど東京で使われているという原作にあった内容もあるともっと良かった。
現在、世の中を変えるにはやはり「きっかけ」がないと国は動かない。そこに「蜂」である意味がある。人は蜂に刺されて蜂の恐ろしさを知る。
しかし、蜂に刺されなくとも世の中を変えられる社会というのは実現するのか…?
深読みもでき削られたといえど社会派としてもかなり深い作品であった。

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