劇場公開日 2015年4月4日

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「気に入るかは観る人次第。シュールすぎる笑いの世界観。」ジヌよさらば かむろば村へ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5気に入るかは観る人次第。シュールすぎる笑いの世界観。

2015年4月9日
PCから投稿

笑える

悲しい

楽しい

【賛否両論チェック】
賛:小ネタが無数に散りばめられており、気に入れば抱腹絶倒間違いなし。「自分を捨てる」という生き方に対する、登場人物それぞれの人間性も垣間見える。
否:笑いのネタがかなりシュールなので、人によっては全く笑えない。ラブシーンも結構あり。

 コメディですが、その世界観はかなり独特で、非常にシュールです。笑いのネタは無数に出てくるので、好みに合えば始終笑いの尽きない良質なコメディになりそうです。一方、ブラックなネタや下ネタも多いので、苦手な人には全く笑えず理解に苦しむお話になってしまいそうなところでもあります。その辺り、“笑いの好み”にかなり左右されそうな作品です。
 そんな中、お金を使わないことで逆に周りに迷惑ばかりかけながらも、その恩に報いるべく周りのために生きようと決意する主人公の姿が、なんだか非常に微笑ましくもあります。
 登場人物同様、一癖も二癖もある異色のコメディです。気になった方は、是非チェックしてみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド