劇場公開日 2016年7月30日

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「REBORN」ターザン:REBORN ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5REBORN

2016年8月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

ターザンとジェーンのその後を描いた後日譚、て感じなんですね。英国貴族として文明社会で生きることを選択し、ジャングルの暮らしに背を向けていたターザン……だが、あることを切っ掛けに再び故郷へと戻り、かつての野生を取り戻していく!みたいな。
設定がワクワクさせてくれますね。うん。またジャングルからリスタート!で話を作っても真新しさはないし、既存の物語でのあらゆるアプローチは粗方やりつくした感があるし。で、新たなターザン像から物語を続編的に始めるっていうアイデアは、なかなか良いと思いました。

まああ兎に角、この映画、ターザン役のアレクサンダー・スカルスガルドとジェーン役のマーゴット・ロビーのカップルですわ。この二人に尽きるでしょう。美男美女の彼らが並んで映ればスクリーン一杯に優雅さと華やかさが広がります。ラブロマンス映画としての方面で観ても充分耐えられるんじゃないでしょうか。

それにやっぱりターザンですからね、そりゃあ自然ですよ。大自然ですよ。雄大で荘厳なジャングルの描写に心を奪われる訳です。お決まりの咆哮と蔓を掴んでの空中遊泳は現代版にアップデートされており、ネイチャードキュメントが好きな自分としては、そこに映画としての演出が施され、夢のような世界であります。
アクションも迫力満点ですね。言うことないんじゃないでしょうか。
丁寧な脚本で物語世界にすんなりと埋没出来ますし。

しかし、その、じゃあ満足したか?と問われれば少々物足りなかったのも否めないんですよ。なんでしょうね。「お行儀が良過ぎた」とでも云えばいいのかな。ハリウッド大作でハイクオリティをぶっ込んでの進化形ターザンですから、つまらない!ということではないんですが。ただ、丁寧過ぎるんですよ。逸脱がないというか。
観終わった後に「へー、まあ面白かったかな」ぐらいの感想しか湧かないというか。

まあでも基本、娯楽映画って、おしなべてそんなもんなんでしょうけどね。うん。
以上です。

ロロ・トマシ