劇場公開日 2018年10月6日

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「これぞ究極の頭脳戦。能力者が下す決断に震える、至極のサスペンス!!」ブレイン・ゲーム 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5これぞ究極の頭脳戦。能力者が下す決断に震える、至極のサスペンス!!

2018年10月24日
PCから投稿

興奮

知的

難しい

【賛否両論チェック】
賛:予知能力を持つ者同士の読み合いにハラハラさせられるのは勿論のこと、驚きの犯行動機やその是非、主人公の決断等、命の終え方について考えさせられる部分が多い。
否:謎解きの要素はあまりなし。かなりグロいシーンもあるので、苦手な人には向かないかも。終わり方も結構呆気なく、消化不良感が残る。

 謎めいた猟奇殺人の捜査に協力する、予知能力を持つ主人公・ジョン。前半は、そんな彼が見たビジョンの断片がフラッシュバックされ、一体それがどんな意味を持っていくのか、観ていてハラハラさせられます。
 そして中盤以降に明らかになっていく、同じ能力を持つ犯人の、驚がくの犯行動機。卓越した能力を持つ男・チャールズの、彼自身が持つ揺るがない信念には、果たして何が本当に正しい行いなのか、思わず考えさせられてしまうようです。
 ただそれだけに、ラストは驚きこそありますが、やや呆気ない印象も受けてしまいます。何はともあれ、サスペンス好きにはオススメの作品といえそうです。

映画コーディネーター・門倉カド