劇場公開日 2014年10月25日

「ほんわか」小野寺の弟・小野寺の姉 ヒカルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ほんわか

2014年11月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

初めてこの映画を知った時、姉弟の組み合わせにとても違和感を感じました
あまりにも似ていないからです
最初は観に行くつもりになれませんでした
(どうせ血が繋がっていないパターンでしょ)

でも口コミの評価が高かったこともあり、食わず嫌いはやめようと劇場に足を運んだ次第です

不思議です
ストーリーが進むにつれ、本物の姉弟に見えて来ます
ふたりの掛け合いが絶妙で、顔が似ていない事などどうでも良くなります
(客席からあたたかい笑いが聞こえてきます)

ふたりとも姉弟や他人には意見出来ます
でも自分自身の事は棚上げです
『優しさが傷つけていることもある』
いずれその事に気付きます

ふたりの絆は強く太いです
特に弟の進は姉が幸せになれないのは自分のせいだ、と思い込みます
姉はそれを感じ取り、進にやいやい世話をやきます

何も知らない世間から見たら、依存しているとも見えるこの姉弟(いい歳していつまでも一緒に暮らし行動を共にする、進の元恋人ですら依存だと考えている)、でも日本の何処かにこんな姉弟がいて欲しい

恩師の言葉、姉が傷つき涙する姿(ミッチーの鈍感さにドン引き)、弁当箱のエピソード、畳貯金の訳…ほろりとさせられる場面が盛り沢山です

家族に優しくしたくなる映画です

ヒカル