劇場公開日 2015年11月14日

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「スパイ映画勝負では押されても、小洒落た演出とフレッシュなキャストと音楽センスで魅力的に♪」コードネーム U.N.C.L.E. 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0スパイ映画勝負では押されても、小洒落た演出とフレッシュなキャストと音楽センスで魅力的に♪

2016年4月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

萌える

稀に見るスパイ映画ブームとなった昨年。
「ミッション:インポッシブル」「007」のシリアス&ハード路線に対し、昔ながらの小洒落た「キングスマン」。
本作もその系統。

1960年代に人気を博した英TVシリーズ「0011 ナポレオン・ソロ」を劇場リメイク。
東西冷戦下、国際犯罪組織による核テロの陰謀に、米ソのスパイが協力して挑む。

いきなり率直な感想。
ストーリーはこれと言って特別斬新でも新鮮でもないし、アクションも先の3作と比べると物足りない。
それらを期待すると肩透かしを食らうかもしれないが、本作の魅力は次の3つ。

まず、ガイ・リッチーの演出。
スタイリッシュに、クールに、ユーモラスに、ポップに、お洒落に、粋に。
「シャーロック・ホームズ」に続くエンタメに徹した演出は、オリジナル未見でも、肩の力を抜いて楽しめる。

フレッシュなキャストの共演。
CIA諜報員ソロにヘンリー・カヴィル、KGBスパイのイリヤにアーミー・ハマー。
カヴィルが出演中の今話題のアノ作品に引っ掛けて言うなら、“スーパーマンvsローン・レンジャー”。
片やキザなプレイボーイ、片や力自慢の堅物。
真逆な性格の二人の掛け合いと、反目し合いながら…バディ・ムービーの鉄板。
二人の間に割って入るのが、元ナチスの化学者の娘ギャビー。
「リリーのすべて」で本年度アカデミー助演女優賞受賞の新星アリシア・ヴィキャンデルが、勝ち気なヒロインをキュート&ビューティーに演じて目の保養。

ファッションも車もアイテムも武器も60年代スタイル。
中でも本作の効果を上げているのが、音楽。
抜群の選曲センスと、ノリのいいオリジナルスコア。
改めて、映画って音楽の力は偉大。

見た順番が悪かった。
「ミッション:インポッシブル」「007」「キングスマン」と見て、本作。
ちょっと“軽く”感じてしまったのも事実。
でも、それが本作。
3つの魅力も気に入ったし。

音楽についてもう一つ。
中盤でかかったアノ曲、名曲なんだろうけど、日本じゃ某哀愁お笑い芸人のテーマ曲として使われているので、どうしても笑いが込み上げてしまう。
コミカルなシーンでもあったし(笑)

近大