劇場公開日 2014年7月11日

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「意外やほろ苦いジゴロ男のロマンス」ジゴロ・イン・ニューヨーク 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5意外やほろ苦いジゴロ男のロマンス

2018年5月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

悲しい

不況の本屋店主が花屋を営む友人を口説き落とし、男娼ビジネスを始める…というコメディ・ドラマ。
監督・主演にジョン・タトゥーロ、共演に自作以外への出演は久し振りというウディ・アレン。
まず思ったのは、これ配役逆じゃなくて良かった~。ウディがジゴロ役だったら有り得ないし(笑) かと言って、タトゥーロのジゴロ役もどうかと思うけど…。
ジゴロだからと言って女性たちと寝まくる話じゃなく、あくまで“癒し”の存在。
ある女性客に恋心を抱き…設定はナンセンスであっても意外やほろ苦い大人のロマンス・ドラマ風味。
タトゥーロの落ち着いた演出には好印象。
ウディの演技はやっぱりウディ。
作品的には可もなく不可もなく。

ウディと言えば…
昨今のハリウッドのセクハラ問題で大バッシング。
ウディは好きな監督の一人で、作品も好きだが、もし噂が本当なら絶対に許されない事だ。
でも、それを受けてのハリウッド俳優たちの反応もどうかと。
皆、ウディを尊敬し、作品に出たがってたくせに、「もう二度と出たくない」「出演した事を後悔してる」「気持ち悪い」と手のひら返し。
「ウディの作品に出演した事は今でも誇りに思ってるが、彼のした事は許せない」…どうしてこう言える人が居ないのだろうか。

近大