劇場公開日 2014年8月9日

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「ステイサム 怒りの父親」バトルフロント 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ステイサム 怒りの父親

2017年3月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

脚本はシルヴェスター・スタローン。
当初は主演も兼ねる予定だったが、「エクスペンダブルズ」のパートナー、ジェイソン・ステイサムに譲った本作。
映画の中でも外でも結ばれた固い絆には胸アツだが、確かにスタローンが主演するよりステイサムの方が合ってたかも。スタローン主演だったら年齢的に…。
それに、スタローン脚本でうっすら「ランボー」的な要素を匂わせつつも、何処を切ってもステイサム映画の王道。

いつも通り、ステイサムの肩書きは“元”。
いつも通り、ある事件が原因で潜入捜査官を辞め、落ちぶれながらも人生再出発。
いつも通り、ヤバい連中に目を付けられ、自分が辞める原因となった事件の陰が再び…。
いつも通りの設定だが、新味ある要素となったのが、娘の存在。
その娘マディ、学校でちょっかいを出してきたいじめっこに鉄拳を食らわすほど、この父親にしてこの娘あり。
いじめっこの伯父が町を牛耳る麻薬密売人。
平和な日常を奪われ、娘が誘拐され、ステイサムの怒りが爆発する…!

後は予想通り。
今回ベタだけど渋味あるドラマがメインの為か、アクション・シーンは勿論あるが、キレのいい格闘はそんなに無い。
それより、ステイサムの父親ぶりが思ってたより良かった。
大抵一匹狼のステイサム、それでも父親役は何回か演じた事あったように思うが、今回は特に父性愛を感じた。娘役もキュート。
麻薬密売人ジェームズ・フランコのキレっぷりもなかなか。
が、ウィノナ・ライダーの落ちぶれっぷりがただの劇中の役だけとは思えず…。

近大