劇場公開日 2014年3月21日

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「タリバンとかアルカイダとかイスラム国とか・・・」ローン・サバイバー ▼・ᴥ・▼ Leo★/Rさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0タリバンとかアルカイダとかイスラム国とか・・・

2021年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

あっちの国の過激派武装組織については、あんまりよく知らないんだけど
昔、アルカイダに捕まった日本人青年が当時の小泉首相に助けを求めていた
ニュースは今でも記憶に残っています。

この映画はアメリカが2005年に行ったレッド・ウイング作戦の失敗を描いた作品。
アフガニスタンの山岳地帯で偵察活動中のシールズ隊員4人が、
ある判断ミスから200人を超すタリバン兵の攻撃にさらされ、
マーカス(マーク・ウォールバーグ)ただ1人が奇跡の生還を果たします。

■民間人を巻き込まないための交戦規程
協定で決められた「正しいこと」が後の作戦失敗の引き金となりましたね。
多分、冒頭のヤギ使いは民間人を装ったタリバン兵だったんじゃないかなぁ~?
もしくはタリバンが民間人を雇って偵察させていたのか?

■タリバンや現地の人の会話に字幕が欲しい。
何言ってるか分からないので、非常に気になります。

■タリバン200人vsシールズ4人
はい無理ゲー。200人相手じゃ普通全滅ですよね。
ツッコミた入れたいところですが、とてもリアリティがあって納得できる内容でした。

■パシュトゥーン族の素晴らしい掟
2000年以上も続くパシュトゥーン族の掟。
『いかなる代償が伴おうと敵から逃げる者を、守り抜け』
すごい掟ですよね。これが2000年以上続いているだなんて?!
2000年て誰が調べたんだ?!って思うけどもww
自らの命をかけてタリバンからアメリカ人を守ったパシュトゥーン族って
素晴らしい民族ですね。

■どこまで事実??
・見ず知らずの村人(パシュトゥーン族)に助けられた事
・銃弾が10発以上体に当たっていて生き延びた事
これは間違いなく事実だそうです。

■とにかくリアル
映画を観てるんだけど・・なんか映画って間隔じゃなくて
本当にリアルな戦いだったのでドキュメンタリーを見ている気分でした。

■戦争は永遠のテーマ
アメリカ兵も、タリバンも、パシュトゥーン族も・・・
みんな自らの正義を持って戦っている。価値観が違うだけ。
SEKAINOOWARIのDragon Nightの歌詞がピッタリ当てはまるよね。
『人はそれぞれ「正義」があって、争い合うのは仕方ないのかも知れない
だけど僕の嫌いな「彼」も彼なりの理由があるとおもうんだ』

戦争を知らない現代の若者に観てもらいたい映画です。
戦争は昔の話ではない。今も世界のどこかで起きている。
世界に戦争がなくなる日は、まだまだ私が生きている間は実現しなさそうです。

Leo★/R