劇場公開日 2014年5月31日

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「ハリボテ作品としか言い様がない。」万能鑑定士Q モナ・リザの瞳 katさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0ハリボテ作品としか言い様がない。

2014年7月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

当初の試験から酷い。鑑賞者の予想を裏切る、なんてつもりでやったのか知らないけど、映像の流れが如何にも意味ありげで「あ、どうせそういうことだろうな」と簡単に予測できたし、かと言ってその試験自体を本質的に考えれば、ただの意地悪、騙し、陥れでしかない。

そしてそんな酷い試験をクリアするハイレベルな人間に対して、何の意義があるのか皆目意味不明な訓練を強いられる流れが全く理解できない。最後の結末にたどり着かせるために、逆順で無理やり縫い合わせたチグハグストーリーとしか言いようがなく、完全に駄作。

今思い返せばモナリザの話を省いてしまえば、導入の事件も終盤の追跡も、主人公がやったことはタダの探偵業であって、その推理の流れで鑑定士である必要性があった部分もほとんど見当たらない。もはや鑑定士という設定までもが結末からの逆算で出てきたご都合的なものか。

出演俳優のファンでも無ければ、別のを見たほうが遥かに良いです。

kat