劇場公開日 2014年4月12日

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「いつものようにふざけてとぼけた感想をつぶやいてるがここは」アクト・オブ・キリング らっこおやじさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5いつものようにふざけてとぼけた感想をつぶやいてるがここは

2014年8月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

なんと言っても後から参加した、飛行機で里帰りしてきた人。(家族連れで来たんだよね?)あの人の発言、行動に注視した。すごく頭のいい人、善悪の区別を客観的にできる人だと思った。
そんな彼も当時は仲間との殺戮に加わっていたんだよな。
共産主義?資本主義?軍事独裁主義?イスラム原理主義?
国や取り巻きに踊らされた。自分たちは英雄だと思い込もうとした。
気に入らないやつを共産主義者に仕立て上げて殺した。
その自覚はありそうだ。
たちの悪いのは知事、新聞社のおやじ、なんとか大臣。
自分の手を汚さずプレマンをおだて上げて気に入らないやつを減らして私利私欲肥やす。
手を汚した奴は悪夢にうなされながらも自分がいいおじいちゃんでいたい、裁かれたくない。
と、現在の日本にいるおれは好き勝手なことが言えてるけれど、おれがその時のその場所にいたら弾圧虐殺に反対して民衆を先導し立ち上がれたか??
日本が戦争してるその場所にいたら徴兵拒否して大日本帝国は間違ってる、中韓侵略やめろ、って大声で言えたか??

そんな自問をしながら観た。

そして今もどこかで同じようなことが繰り返されてることを知っていて「自分のことじゃないから」って逃げてます。

この映画制作のスタッフも自分の名前をクレジットに出されると困るらしい。身の危険や今後の仕事に影響あるのか?

それでも今の日本でこれを上映してくれる配給さん、映画館さんには感謝。

らっこおやじ