劇場公開日 2014年3月29日

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「ちょっと安心感。」チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ちょっと安心感。

2014年4月2日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

海堂尊のこのシリーズの原作は、「チーム・バチスタの栄光」は読んだが、それ以外は読んでいない。
この海堂尊デビュー作では、Aiのことはそんなに出てきていなかったように思うが、シリーズが深まるにつれ、Aiが幅をきかせるようになっている。

伊藤敦史の田口、仲村トオルの白鳥は堂に入ったもので、シリーズを続けてきた強みがある。
ただ、ミステリーのおもしろさのようなものは少し減じているかもしれない。
犯行の動機、手口がわかれば、犯人にたどり着くというのでは、単純にすぎる。やはりAiのプロパガンダなのか。ドラマ「螺鈿迷宮」とのつながりがあるのも、未見の者にはやや不親切か。

星野和成監督は、おそらくドラマの演出もしているはずで、こちらも手慣れたものだ。

さてこのシリーズ、映画では竹内結子の田口、阿部寛の白鳥で2本作られている。
一ファンとしては、こういう事態は避けてほしかったところである。

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mg599