劇場公開日 2014年6月28日

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収容病棟のレビュー・感想・評価

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5.0愛と眼差し、距離感と体温、五感に響くワンビンの映像

2023年2月5日
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redir

3.5荒削りな素材。

2014年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

 12日の土曜日に観て来たのですが、考えをまとめるのに、二日ほどかかりました。前作「三姉妹」が余りに淡白な味わいだったので、今回は期待半分、不安半分の気分で上映に臨みました。宮益坂を登り切り、10時50分頃、シアターイメージフォーラムに到着、10時45分開館なのに外には多くの人が列を作っていました。もぎりの要領が悪いのです。非常に暑い日で、汗まみれになり、座席に着いた時には、既に80パーセントの体力を消耗していました。場内は余りク―ラ―が効いていませんでした。
 非常に生々しい映画です。登場する「患者」はほぼ、男、です。女性の「患者」は描かれません。登場する女性といえば、面会に来る妻や看護師くらいでしょうか。とにかく男臭い映画です。いろんな病める男が現れます。廊下で放尿する男、ベッドの下の金盥に放尿する男、全裸になって廊下で水浴びをする男、ひとつのベッドに同衾する二人の男・・・。しかし、男性の性器にぼかしはかかりません。性的なことを連想させない映像だからでしょう。余りの生々しさに気分が悪くなる人もいるかもしれません。
 しかし、一番、病んでいるのはこのような不潔極まりない病棟を作り上げた中国共産党です。人間を家畜扱いしてはいけないのです。この監督はドキュメンタリー映画作家として、著名ですが、個人的には「無言歌」のような劇映画をもっと観たいと思っています。中国からの資本を得ずに毎回、映画を撮っていると聞きました。全く見上げた根性の持ち主です。
 正直、蒸し暑い映画館で4時間近く座っているのは大変です。しかし、今回は途中でお茶や水を飲んで、尿意を催し、小用を足しに行っても、大丈夫です。緩やかなテンポの記録映画なので、話の脈絡が判らなくなるということはありません。事実、私も強烈な尿意に襲われ、一度、中座しました。

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bashiba

3.0嗅覚をも刺激する作品

2014年7月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

寝られる

撮影・編集する過程で、監督の手は間違いなく入っているのだが、何かを仕掛けたり煽ったりすることなく、静かに、淡々と、カメラを回していく。

王兵監督の作品はどれも長くて、知的耐性のない私は必ず寝てしまうのですが、それでもなお、訴えてくるものがあります。

この作品において、描かれている、精神科病棟の社会的入院という現状は、日本も例外ではありません。
限られた資源(人・金ほか)をどう振り分けるか、社会がどう対処するか(受け入れるか)。

自分がこの病棟に収容されたら、と思うと、叫び出したい位の絶望を感じるのでした。

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Nori

4.5ワン・ビンの作品を観るという快楽

2014年7月2日
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知的

幸せ

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るり