劇場公開日 2014年10月25日

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「ダンスシーンの顔。何度も観たくなる映画」トム・アット・ザ・ファーム まり☁︎さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ダンスシーンの顔。何度も観たくなる映画

2019年2月25日
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一度ではどうしても理解出来なくて何度か観た。
なぜあんな顔したのか、あんな言い方したのか、と気になるところが多い。あんな理不尽に怒鳴られてぶん殴られても一緒に居ようとする理由が知りたいと思う内容でした。

何度か観てると、ベッドの位置などでトムと兄の関係性の変化がみられたり、Mommyでも観た気がするけど、画角の広さが変化して何かを感じるという演出がこの作品でもある。畑で押さえつけられて殴られ、この時上下が狭くなり、トムが従っていってしまう感覚なのかと思った。

暴力的な恋人の兄。母親にだけは弱い。
始めは急に力任せにねじ伏せてくる兄が怖かったが、そのうち本当に哀れで最後にトムを追いかけて来て自分に必要だと叫んでいる彼は情けなく可哀想になるほどだった。

この映画、直接的なセックスシーンはないのに、いろんなシーンでドランがとてもセクシーに見える。
殴られて顔を撫でられるシーン、
首を絞められてるシーン。
1番は兄とのダンスシーン。兄の方はしきりに愚痴を語り台詞としては全く色っぽいことはないのだが、ドラン(トム)のあの口半開きで話聞いてない様子の顔がかなり色っぽい。

まり☁︎