劇場公開日 2014年2月15日

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「アメリカの汚点」大統領の執事の涙 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アメリカの汚点

2014年3月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

アメリカの黒人差別の歴史は、やはり汚点でしかない。そのことをはっきりと認識させられた。

差別はどこの国にもあることであるが、ほんとはあってはならない。人間は、いつそのことに、本当の意味で気づくのだろうか。

人は絶えず他者と自分を比べ、優劣をつけたがる。そのこと自体はもう避けられない。だからといって排斥していいものではない。

大統領の執事となったセシル(フォレスト・ウィテカー)の一家は、期せずしてアメリカという国家と斬り結んだことになる。

リー・ダニエルズ監督の演出は丁寧で、それでいてテンポのいい展開に引き込まれていった。

バラク・オバマが大統領になって、セシルは、ひょっとしたら安心したかもしれない。
だが、アメリカはそう簡単には変わらない部分もある。

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mg599