劇場公開日 2013年11月15日

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「ファスベンダー可哀想」悪の法則 ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ファスベンダー可哀想

2013年11月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

リドリー・スコット御年75歳。
まだまだこんな艶っぽい、エロティックな描写描けますか。描きますか。そりゃR15にもなりますよ。冒頭からバンバンやってますからね。なかなかのスケベ爺さんですね。
まそれは置いといて。

主人公マイケル・ファスベンダーの華やかなりし日々、贅沢な生活が瞬く間に転落、崩落していく様を淡々と見せつけられるという117分間ですよ。
ちょいと神経が参っちゃうぐらいにキツいです。
イケメンファスベンダーが後半ボロボロ泣きまくります。うんうんそりゃあ泣くよね。こんなん俺でも泣くわ。分かる分かる、てぐらいに。

んで、ですね。

正直言っちゃえば、全体的に娯楽性は極端に薄いです。というか、ないです。
クライムアクションがお望みの人には少々物足りないと思われます。う~ん、物足りないどころじゃないですね。
一応犯罪モノなんで、銃ぶっ放すとかエグい描写はあるんですけども、そこでカタルシス回収は非常に難しいです。

で、じゃあ一体何を楽しめばいいのさ!?と言うと、まあ第一に豪華キャストですよね。ここはもうね。演技はそりゃ存分に楽しめるでしょう。
マイケル・ファスベンダー、キャメロン・ディアス、ブラピ、ハビエル・バルデム&ペネロペ・クルス夫妻ですから。そこは安心していいです。

それと、流石!これぞリドリー・スコット御大!というか、映像はもうバッチリですよね。どのカットもキマってるというか。BGVにして一日中家で流していたいぐらいに格好いいです。

うん、そんな感じですかね。

まあ、ね。いずれにしても人を選ぶ作品だとは思います。

ロロ・トマシ