劇場公開日 2015年7月25日

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「こちらの予想をサクッと裏切る爽やかさすら感じる低予算航空スリラー」7500(2014) よねさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0こちらの予想をサクッと裏切る爽やかさすら感じる低予算航空スリラー

2015年8月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ロス発羽田行7500便。乱気流で機内が騒然となった後、機内に怪しい木箱を持ち込んでいたビジネスマンが吐血しながら急死。やむなく2階客室を閉鎖し遺体を安置するがその後も奇怪な現象が続発、疑心暗鬼となった乗客とCAが調査を始めると・・・。

スプラッタ描写満載のパニックホラーを期待していたわけですが、機内上映のディスプレイでTV『トワイライト・ゾーン』の"上空2万フィートの悪夢"を映す等様々な伏線を張り巡らせ、またショッキングな描写もほとんど見せないで焦燥感を高まらせた後に持ってくる展開がこちらの予想をさっくりと裏切る、もはや爽やかさすら感じるスリラー。まぁアノ映画と同じオチでは?と言われるとそれまでですが。

エンドクレジットが異常に短いことからも窺い知れる低予算な作品なるも、巧みな演出で飽きさせないのは清水崇監督の手腕かと。ただ最後のカットは正直蛇足だと思いました。

よね