劇場公開日 2014年3月21日

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「ドキュメンタリーではありません。」ワン チャンス 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ドキュメンタリーではありません。

2014年3月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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2007年のBritain's Got Talentの第1シーズンで優勝して、文字通りのシンデレラボーイとなったポール・ポッツの半生を描いた作品。

ポール・ポッツの半生を描いたと言っても、ポール・ポッツの半生を再現したと言う訳では無いので、恋人(後の奥さん)の名前が違ったり、ポールの仕事の経歴など、若干事実と異なる所があるようだが、それは演出の範疇。ドキュメンタリーじゃないもんね。物語が盛り上がれば、良いでしょう。

話も、Britain's Got Talentで勝ち上がる所は殆ど描かれず、Britain's Got Talentに出場するところまでの話が殆ど。負け犬になりそうな所を、タイトル通りの“ワン チャンス”を掴んで、這い上がったという話に仕上げたかった様です。

Britain's Got Talentのシーンですが、ポール・ポッツが出てきて歌い始めると、一気に会場が盛り上がり、サイモン・コーウェル/アマンダ・ホールデン/ピアーズ・モーガンの三人が驚きの表情を表す本物の映像を使っています。上手く、映画での撮影シーンとつないでいますね。

意外にジェームズ・コーデンがポール・ポッツと似ています。でも流石に劇中の歌までは無理だったようで(ジェームズ・コーデンは歌う気、満々だったようですが)、そこはポール・ポッツ本人の歌声になっているそうです。

あと、意外にこの作品が興味深かったのが、ジュルズを演じたアレクサンドラ・ローチが、絶世の美女と言う訳では無かった所(失礼!!!)。そこが、イギリスの片田舎の話というリアル感を増しています。そこが絶世の美女だったら、やっぱり白けますよね。

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勝手な評論家