劇場公開日 2014年7月11日

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「展開は定番、でも序章としてはまずまず」ダイバージェント スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5展開は定番、でも序章としてはまずまず

2015年9月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

3部作物(最終的には今回も4?)で原作がティーン向け小説なこともあってか、世界観はほぼ「ハンガーゲーム」、そこに「トワイライト」の恋愛要素をちょっと取り入れたって感じだったでしょうか。
まあまだ序章なんでこの先どう展開していくのかは分かりませんが、1は本当に定番中の定番な展開で、思いのほか新鮮味は薄かった印象ですね。

ただ、シャイリーン・ウッドリー演じるトリスが分かり易い感じで成長していく物語は、定番だけど個人的には嫌いではなかったです。
本当に最初は見た目から普通過ぎるぐらい普通の少女で、この子が主役で大丈夫かと思っちゃいましたけど、終わってみたら妙に惹きつけられたところもあって、結果この子の成長を今後も見守りたい衝動に駆られちゃいました。
ジェームズ・フランコ似なイケメン教官フォーとの恋の行方も今後注目ですね、やっぱり邪魔が入るのか?

しかし結局「異端者=ダイバージェント」がどんな具合で脅威な存在なのか、よく分かりませんでしたねぇ。
まあどんな型にも当てはまらない未知なる存在は、確かに考えるに脅威と言えば脅威ですけど、それを劇中で示してもらわないとね。

それと、「高潔」と「平和」が空気過ぎ(笑)
せっかくの設定も、「勇敢」「博学」「無欲」だけしか絡まないのは何か勿体なかったなぁ。
それにしても、「勇敢」に入った途端あんな訓練が待っているなら、絶対入りたくないね!
まあとりあえず、トリスがイケメン教官の指導もあって試練を乗り越え巨悪な存在に立ち向かっていく様子は、何だかんだで楽しめました、この先の展開にも期待します。

スペランカー