劇場公開日 2014年1月18日

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「ホラーとして見ない方がいいです。」バイロケーション としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ホラーとして見ない方がいいです。

2014年1月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

角川ホラー文庫の映画化。
ホラー大好きの私にとって、久し振り
の新作と言うことて期待して映画館へ。

うーん、正直、ホラーというには辛い。
まず、シチュエーションやタイミングが
ホラーとして作られていない。
序盤までは雰囲気はゴシックホラー。
しかし、CGもさほど怖くない。
本人そっくりだから当たり前か。

演じる水川あさみも良かった。
何となく透明感のある女優さんだから
こういう作品どうかなと思ったけど
まずまずでしたね。
個人的にはですが、
顔立ちがきついから、ハキハキと
した明るい女性の役が向いているかな。
しおらしい、家庭的な女性ではない。

話が、小説が、ベースだから全部の
伏線や細部まで描写は難しいと思う。
他の方のレビューにもありましたが
この作品はホラーではなく、ホラー
テイストのサスペンスに近い。

敢えてラストシーンの感想は書かないが
悲しくなる事は間違いない。

追記
裏バージョンを観てきました。
個人的にはこちらが好きです。
漂う悲しさと安堵感も含めて
納得できるエンディングでした。
よって、星四つに修正です。

としぱぱ
浮遊きびなごさんのコメント
2014年2月21日

としぱぱさん、
毎度返信が遅くてすみません。
なかなか平日は書く暇が無くて……

『スノーピアサー』『バイロケーション』
へのコメントありがとうございました!

『スノーピアサー』のレビューは力入り過ぎて
空回ってんなあと反省(笑)。まあ自分を叱咤
するような意味合いも含めたレビューなので。

『バイロケ』の最新レビュー、
clowronさんのレビューですよね!
これは僕も非常に興味深かったです。

僕はいわゆる“解離性障害”を抱えてはいないので
共感票を投じるのもおこがましいと思う訳ですが、
このレビューでこの“障害”について自分がどれほど
無知か気付かされましたし、これだけ映画の内容と
合致しているという点にも驚きました。

このレビューを読めて良かった。悩みを抱えた人を
受け入れたいという気持ちはあっても、他人の感覚は
他人の言葉でしか理解する手立てがありませんし。

みんな歳も環境も抱える物も違うのだから、
意見なんて各人で違って当たり前ですものね。
異なる意見については『他人や世の中に対する
見地が増えた』と喜べば良いんでしょうし、
そんな中で同意見の方に会えるのはなお嬉しい事です。

あとはもうちょっと明るいラストも喜べる人間に
なれればなんですけどね(爆)。

文章を短くまとめられる人間にもなりたい、
ということで(?)、この辺で切ります。
またお会いしましょう!
では!

浮遊きびなご
浮遊きびなごさんのコメント
2014年2月13日

としぱぱさん、
お世話になっております。
浮遊きびなごです。

としぱぱさんにコメントしようとしたタイミングで
としぱぱさんのコメントに気付きました(笑)。
『バイロケーション 裏』、すでに追記読ませて
いただいておりましたよ。

『表』よりも評価が上がったということで興味津々。
観よう観ようと思いつつ、新作ラッシュに押されて
なかなか観られずじまいになっておりましたが、
僕も今週こそは観るようにします。

ところで『スノーピアサー』は、個人的には絶賛です(笑)。
レビュー書くのに手こずっておりますが、としぱぱさんの
意見と真逆の所があっても「まあそういう考えの人も居らあね」
くらいの感じで大目に見てくださいね。
(ちなみに僕も積雪の中を駅から映画館まで
 30分ほど歩いて行きました。翌日に風邪引きました。)

相変わらずハイペースのご投稿で感心しきりです。
新旧問わず、次回レビュー楽しみにしております。
ではまた!

浮遊きびなご
浮遊きびなごさんのコメント
2014年1月30日

としぱぱさん、
初めまして、浮遊きびなごと申します。
コメントありがとうございました!
最近私用が忙しく、返信遅くなってしまいました。
折角コメントいただいたのに申し訳無いです。

しょっちゅうレビュー拝見させていただいております。
というか実は、ちょくちょく共感票入れさせてもらっております。
(『シークレットウィンドウ』の1票とかはたしか僕です)

しッかし……ありますかねえ、文才(苦笑)。
としぱぱさんと比べて恐ろしく筆が遅い上、
文も長ったらしいので『もっと人様に分かりやすく
書けんのかねキミ』と毎回頭を抱えてます。
理想はとしぱぱさんや他の方々のようなサラッとズバッと
したレビューなんですがねえ……うーむ。とにかく、
長文に最後までお付き合いくださって感謝しきりです(笑)。

『バイロケーション』は悲しい映画でしたね。

>叶えられない自分の願望を何とか満たしたいという思いを
>引きずる自分自身(本体)の方が本当はバイロケに近いかも

同感です。他人に見えることを除けば、この映画の
バイロケは人間の裏表みたいなものですものね。
何かしらの後悔を抱えて生きてる人間には沁みる映画でした。
『裏』はハッピーエンドを迎えて欲しいですが、果たして。

『エンダーのゲーム』も良かったですね!
SFとしても面白かったし、こちらのラストも衝撃度大!でした。
現実に起こっている戦争とダブる部分も多かったですし、
判定4.5くらいでもいいかもと僕も思っていたところです。

書いてるそばから長々とコメントすみません(笑)。
ホラーやら特撮ものやら、好きな映画が似ているレビュアーさん
なので、次の旧作/新作レビューも楽しみにしております。

それではまた!

浮遊きびなご