劇場公開日 2013年6月1日

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「【韓国映画って矢張り凄いな!キツイキツイサラリーマン生活を送っていて、転職を考えている貴方に見て欲しい作品である。”男だったら筋を通そうぜ!”】」ある会社員 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【韓国映画って矢張り凄いな!キツイキツイサラリーマン生活を送っていて、転職を考えている貴方に見て欲しい作品である。”男だったら筋を通そうぜ!”】

2023年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■商社を装った殺人請負会社に勤めるヒョン(ドソ・ジソブ)は、社内で一番の忠実な殺し屋。
 しかしアルバイトであるフンを使いつつ業務を行っている際に、彼の母親が少年時に憧れていた元アイドル歌手ミヨンである事を知り出会ったことで、彼女との平凡な幸せに満ちた人生を願い始める。
 だが会社が見逃すはずはなく、同僚たちに命を狙われるはめになるのだが。

◆感想

・多分、多くの人は今作を見て私がレビューを上げる際の”絶対に書いてはイケナイ”と律している”駄作”とか一瞬過るかもしれない。

・だが、今作は哀しきサラリーマンあるあるに満ちた作品である。
ー そこに、私は惹かれたのである。-

■サラリーマン(特に管理職)あるある

 1.対労働組合との賃上げ交渉の際の資料を二晩ほどほぼ徹夜で仕上げ、当時の担当おバカ役員に二度ほど説明して”うん、良いだろう”と言われて、100人収容の大会議室で説明した際に、労働組合の委員長から”会社のカウンターパートナー”として異議があり、そのおバカ役員が言い放った言葉。
 【仰る通りです・・。】(オイオイ、そこはお前が反論するシーンだろう!)
 - 所謂、背後から撃たれるというパターンである。私は脳内でそのおバカ役員をヒョンのように撃ち殺したくなったことは、記すまでもない。
   当時の部長から直後に慰められたが、私のそのおバカ役員の対しての怒りの眼力光線が凄まじかったらしく、ソイツは私を暫く目の敵にしていたそうである。-

 2.今ではそんなことはないが、今から10数年前までは部長人事までは、お偉方すりすり野郎が周囲の”何であんな人が、部長に?”という人事が横行していたモノである。
ー 部下を慰めるのがモー、大変であった。-

<てなわけで、今作大変面白く鑑賞した。
 ヒョン(ドソ・ジソブ)が自分のアルバイトとして雇ったフンを殺した事にしながら、生かせていたことと、フンの母親が自分が好きだった元アイドル歌手ミヨンである事を知り、彼女に惹かれて行く姿。
 サラリーマンはキツイキツイ仕事だが、(個人的な意見だが)辞めてはイケナイと思う。その代わりに頑張ってそのキツカッタ経験を活かし、偉くなれば良いのである。
 或る程度の地位に上がると、会社の見方が変わるよ!
 イタタタ、石を投げないで下さい。>

NOBU