劇場公開日 2013年9月14日

「納得できる点が全くない」劇場版 ATARU THE FIRST LOVE&THE LAST KILL ビン棒さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5納得できる点が全くない

2024年2月26日
PCから投稿

文系の技術音痴が作ったドラマは疲れる。
ハッキングで何でもできると思っているのだろうか。
もし企画側が可能と思ってなかったとしたら、観客は騙せると考えているという事だろうか
物語の中で大事な鍵となるスキルなのに、テキトー過ぎる。

また「高圧電流」という誤った言葉を頻繁に用いている点も気になる。

刑事が熊本で犯人にはめられた事件を例にとると
遠隔操作できないブレーカを、どうやってハッキングするのか、
例え何かの細工でブレーカが破裂できたとしても、回路が切れるだけ。
電流が切れたのに可燃物を入れた電球に電気が流れるなど、あり得ない、
魔法や怪奇現象の方が納得できる。
そもそも主人公が可燃物を電球に仕込むことは 物理的に不可能。
全く根拠の無い状態なのに、容疑者と判断する流れは受け入れがたい。

他のハッキングでの犯罪も同様に、絵空事。
変電所から列車に高電流を送ったとしても、座席に置かれたバッテリー
とのセットなどでは感電事故など起こせない。

低次元のコメディ要素やギャグも、意味不明な魔方陣も、
謎解きになってないシナリオも つまらない。
なにより登場人物一人ひとりの行動が全て不自然すぎる。

ビン棒