かぞくモメはじめましたのレビュー・感想・評価

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5.0子も孫も苦手なジジババ、ここに来たれ

2023年4月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「3世代同居」って、
煩わしくって、「個々の自立やら独立性やら放棄しているんじゃないか」と避けてしまいたくなる僕。
・・カッコつけてそんなこと言ってますが、歳をとってきた自分の世話でマジ精一杯の昨今。“他人”の世話にまで向ける余力がないことの、逃げ口上の言い訳でもあります。

長くずっと離れて暮らすと、自分の子でさえもこんなに遠くの存在になってしまって、もはや疎遠の極みですね。
実際、勤め人の我々にとっては、子供と会ったりするよりも職場の同僚との時間のほうが質実ともに大きな位置を占めているのだし、家を出ていった子供たちよりもニュースでお目にかかるプーチン大統領やトランプ大統領のほうが、僕にとってはもう身近で顔見知りな方々。

ましてや「孫」ともなれば、もうそれは別の世界の生物! ロケットに乗って、酸素ボンベも背負って会いにいかなければならないくらい。異星人とメッセージを交わすくらいの、訓練と覚悟が要るんです。

本作品は、よく出来たコメディ。
1週間の留守番=ベビーシッターを頼まれたジジとババが、慣れない孫との対面で緊張しまくって、あの手この手と挑戦はするのですが、ジジなんて途中で吐いてしまうほどのナーバス・パニックの1週間。

祖父役がビリー・クリスタル。祖母役があのベッド・ミドラー。
芸達者な祖父母が無理をして孫たちの前で張り切る様が、もうこれは他人事ではなくて、観ているこちらももう大笑いなのだ。
「写真の枚数はどちらが多いか」って、あちらのご両親との“張り合い”とかね。

小ネタが満載で声を出して笑いながらも、ふと我が子や孫を余裕で扱えない自分の器の小ささ、引き出しの少なさにはちょっと共感もし、しょんぼり感も覚えてしまいましたがね。

「明かりを消して、アリス」。
家をあけ気味だった父親が、
面と向かって言えなかった娘への愛を、このお父さんは毎回の放送の〆にマイクに託していたっけね・・。

肉親であっても、中途同居や中途面会が どれほど難しいことなのか、それを思わせてくれる泣き笑いの映画なのでした。

そしてこれは逆の立場から見てもそうなのです、
子の側からも、孫の側からも、祖父母や自分の親と暮らすってことが、これがちょっと難儀な事なんだよと教えてくれた映画。

孫来るも良し、孫帰るも良し。
祖父来るも良し、祖父帰るもまた良しです。

「アウェーであることの惨めさ」。
思い当たること満載。
セカンドチャンスの孫育てに頑張っておられるフォロアーの皆さん、お察しします。頑張って下さい。

(DVD吹き替え版で鑑賞)

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きりん

3.5ビリー・クリスタルの名調子

2021年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

いい映画です。

若い人向きではないと思います。
親の目線で見てしまいましたが、子供目線で見れば、何も起きない、日常をとらえただけの退屈なムービーかもしれません。

それぞれの俳優が素晴らしい。
子役の演技ものびのびとして自然です。

とても楽しめました。

あれ、ちっともほめてないなぁ。

2014.5.9

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うそつきカモメ

4.0じじばばは見るべき? 楽しめますよ

2021年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

楽しい

採点が低いのにびっくり 私は充分に楽しめた なんとなく先は読めるけれど子どもも含めて演技が自然で良かった 最初はドタバタ感があったが、結構笑えたしラストはちょっとした感動も アメリカンなヒューマンコメディでした 親のいない間にじいちゃん、ばあちゃんは結構無責任な行動と言動してたけれど孫にははまったんだろう 親とどちらの教育が良かったのかは孫がどんどんのびのびしていったのが答えだろう それにしても、じいちゃんばあちゃんが昔歌った歌で踊るシーンがあったが、日本ではなかなか無いシーン アメリカではきっと日常でもあるんだろう 人生、楽しまなくちゃが伝わってきた 10年後のこの家族を見てみたいものだ

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Elton Shin

4.0思い通りにならない孫3人をあの手この手で手なづけようとするお爺ちゃ...

2018年10月10日
PCから投稿

笑える

思い通りにならない孫3人をあの手この手で手なづけようとするお爺ちゃんをビリー・クリスタル。
お婆ちゃんをベット・ミドラーが演じる。
ビリー久々のコメディに期待大。

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miharyi

2.5オールド世代対今時ゆとり世代

2015年6月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

単純

突然クビになった野球実況者のアーティ。不仲の娘から三人の子供の子守を依頼され…。
日本劇場未公開コメディ。

冒頭、主人公が解雇される理由が“古い”から。これが話の肝にもなる。
オールド世代と今時ゆとり世代のギャップが笑いを呼ぶ。
次第に家族の絆を見つめ直す展開は予定調和だが、甘やかされて育ったゆとり世代へ辛口メッセージも。
子供の意見を尊重する育て方もいいが、やはり子供にはダメはダメと教えないと。
アウトや勝ち負けの無い野球の何処が面白いんだか。

典型的なアメリカン・コメディ。
最初はつまらなそうだったが、徐々に、最後はまずまず面白く見れた。

ビリー・クリスタルとベット・ミドラーがおじいちゃんおばあちゃんで、その娘がマリサ・トメイ。
あれ? そんなに年齢差あったっけ??

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近大

3.5女友だちと楽しく観たい作品でした

2015年1月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

幸せ

疎遠だった娘から孫達の面倒を頼まれ、ノリノリのおばあちゃんとシブシブのおじいちゃんは…。

三世代の世代ギャップ・コメディ。おなじみのお話とは思うけど、いい感じにアップデイトされていて楽しかったです。
親になって親心を知り、孫を持って改めて子と向き合う。何度でも出会いたいテーマです。孫達が可愛いです。

ビリー・クリスタルのなめらかなしゃべりが好調。ベット・ミドラーと演じるシニア夫婦が明るくて良い、歌声も披露しています。

映画館で女友だちと楽しく観たい作品でした。
シネコンが話題になり始めた頃、スクリーンが増えるってことは、本作みたいな気さくで楽しい作品を鑑賞する機会が増えるかしらと期待していたけど、まあ、そうはならなかったね。

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グッドラック

4.0完璧な親はいない。

2014年10月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

笑える

幸せ

三人の子どもがそれぞれのトラブルや悩みを乗り越えて成長する過程が、とても丁寧に表現されている。

特に、想像上のカンガルー「カール」の使い方がよかった。車に轢かれて別れを告げるシーンでは大いに泣き笑い。

ふた組の夫婦関係が共に良好というのもポイント高し。
一に夫婦、二に親子。
子どもはいつか手を離れ、夫婦だけの時間が大切だと気づいた時にはすでに遅し…ということにならないように、肝に銘じなくては。

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マダムぽんこ