劇場公開日 2013年11月23日

かぐや姫の物語のレビュー・感想・評価

全303件中、221~240件目を表示

5.0人間の罪と罰とは?

2013年12月4日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

子を持つ親として、子の成長を喜び、日々を慈しむ家族の姿に幸福を感じた。

親を持つ子として、親の庇護や愛情を一身に受けた幼少の日々を思い出し、もう二度と戻すことが出来ない時間の流れに悲しみを感じた。

自分らしく生きるとは?
社会生活を送る中で、他人との摩擦を避け上手に生きる方法を一つずつ見つけてきたが、ずっと心の奥には自分らしく生きるとは?という疑問を抱えていた。

何かの価値観に縛られたくない。
普遍的な価値観を見出したい。自由に自分らしく生きて行きたい。

一方でそう願うことを否定し軽視する自分もいた。

かぐや姫の「罪」が自由に自分らしく生きて行きたいと願ったこと
だとすると、「罰」とは、そう強く願ったことにより他人を傷つけ、自分も傷つき。そう強く願ったことにより生み出した他者との摩擦から逃れようと思ったこと。
その摩擦こそが生きるということかもしれないが、幸せな日々の記憶と引き換えに摩擦や苦しみのない世界へと戻っていく。

多くを望まず、純粋で無垢だった幼少期のような幸せな日々をただ夢見ただけ。自分らしく生きたいと望んだだけなのに。。

そんな彼女の姿は悲しい。

しかし、その姿が逆に、苦しみや悲しみも含めて、人間らしく自然に生きることの素晴らしさを伝えている。

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Ghost Writer

5.0マンガ日本昔話かと思った。

2013年12月3日
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泣ける

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セニール・アントニオ

4.0短編で観たい

2013年12月3日
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悲しい

この作品は、短編で一作品30分の5作
位で、この作画、この声優陣でいろいろな昔話を観たい作品と思います。
雪女
浦島太郎
等々、楽しい作品も観てみたいですね。

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とらじろ

1.5まったく共感できない

2013年12月3日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

姫に現代的な考えを取り入れたことで
当時当たり前だったであろう考えを持った翁とのすれ違いを強調しており、
それに苦悩する姫にメインにおいた構成になってます。

その心理演出が過剰すぎてうるさいです。

わがまま→傷つく→大人になる→わがまま→傷つく→大人になる

ずっとこの繰り返し。
振り回される周りの人達の方がよっぽどかわいそうだし、人生も苦労してそう。

昔のままでいられないのは何も姫だけじゃない。
翁に従うと決めたからには過去の未練を捨て、新しい幸せの形を見出していけばよかったのでは?

終盤では「妻子を捨てて金持ち美人をとってもいいよね♪正当化ダンス」を長々と見ることができます。

この映画を見て残った感情は、落胆と気分の悪さだけ。

かぐや姫の思考や仕草の描写も
いかにもおっさんの考える「可憐な愛らしい女性(娘)」
という感じで引いてしまいました。

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ぽろろっか

5.0業の肯定

2013年12月3日
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興奮

知的

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ハンペン男

4.0涙がとまりませんでした

2013年12月3日
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泣ける

悲しい

誰も悪くないけど、みんなが切なくて切なくて

絵も歌も声も空気も印象に残る映画でした

また、見に行こうと思います。

天皇にはかなりびっくりしました。あごが本体のようで

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えみ

4.5賛否両論だったすよ(≧∇≦)

2013年12月2日
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泣ける

難しい

幸せ

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DOA

5.0輝く瞳を失わない姫君の物語

2013年12月2日
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悲しい

幸せ

生きることは、つらいこと。

物語の親。平安時代、この物語がどれほど衝撃的で、創作意欲を掻き立てる刺激的なものだったことか。そのことが今ハッキリわかる。

皇子も大臣も帝すらも、真っ直ぐなまなざしのもとに一蹴してしまうヒロインの純粋さ。物語のすべてが、源氏物語すらがここから生まれ、ここから出ようとはしなかった。

生きることは汚れること。罪を作ること。想いは裏切られ諦めばかりを知ること。

でもだからこそ何気ない自然の営みの中に、大きな愛の存在を見付けずにはいられない。

幸せになれるはずだった。きっと。この世界なら。

そんな心の底からの叫びが、希望というものが、決して消えることは無い、それが人間。どんなに清らかな世界に生まれ変われたとしても、この大地の上にしか、心熱くする喜びは無いのだという思いは、きっと消えない。

罪と罰。それは人であろうとするなら、必ず現れる矛盾。「死んでしまいたい」そんな絶望を知ってこそ、生きたいという思いは輝くのだから。

人の手のぬくもりや力を感じさせる画だからこそ、その思いを切に感じる。

「恋しさというものを知らなかったなら、人間には心というものもありはしないだろう。もののあわれというのは、そこから知るのだから。」

四季の移り変わりに、花咲く道に、恋しさと悲しさを思い、真っ直ぐなまなざしで、愛を探すこと。それをもののあわれと言う。

輝夜姫の物語。輝く瞳を失わない物語。いいものを見た。

わがままで臆病な人の瞳というのは、輝きを失わないものだ。それが本当で、素直だからなのかもしれない。

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rakuonju

4.0竹の子

2013年12月2日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

この物語だからこそのあの画風なのだろうな。物語としてはよく知っている竹取物語なのだが、圧倒的な画力で飽きることなく観てことができた。姫が犯した罪と罰だけでなく、それぞれの人物が犯した罪の帰結が罰としてあのラストになるのだろう。

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shige12

5.0魂に届く作品

2013年12月2日
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泣ける

知的

幸せ

余分な添加物を削ぎ落とした、美しく繊細でありながら、とても太い作品でした。
高畑監督自身がおっしゃる通りの最高傑作かもしれません。

話の内容は竹取物語そのものなのですが、キャラと話の展開でグイグイと引き込まれて、あっという間に時間が過ぎていました。
当然ながらただの物静かな作品ではなく、現代人に向けたちゃんとしたテーマがあります。(決して説教臭くはない)

とにかく絵が美しい!いい塩梅に無駄がない!

とあるセリフで、自分は魂を撫でられたように全身が震えてしまって涙がどどーっと。

クライマックスシーンでかかる音楽もすごく耳に残りまして、とっても作品の世界観とマッチして、何故か涙がどどーっと。
いかにも泣かせにいってる感じではないのにです。
久石譲さんの凄さも改めて感じました。

心の奥の眠っていた感覚を起こされるような作品です。

表面的でなく、内面的な感動なので、刺激物に慣れてしまってる人にはひょっとしたら退屈な作品に映るかもしれません。

日本人でしたら、一度でいいから見て欲しいと思う作品です。
本当に素晴らしいと思います!

畑は違えど、これを見せられたら宮崎監督は引退など出来ないだろうなと思いました。

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アルビノかじか

4.0現代の絵巻物語

2013年12月2日
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悲しい

現代の絵巻物語。美しく、思ってたよりは淡々と描いてみせてくれました。
高畑勲監督の解釈はぼんやりとしていて観る側に任されているのがありがたく、とっぷりと古いファンタジーの世界を楽しみました。

みるみる大きくなり、見た目なりの分別を期待されるかぐや姫。
でも、たとえ期待にそえたとしても、心は?彼女の幼い心は置き去りなのでは?
気がつくとそんな問いを胸に観入っていました。それはきっと、彼女の成長を大事に丁寧に見せてくれたからだな。

お迎えの御一行は凄くいいと思いました。美しくて無神経で無慈悲、超越者らしくて良かったです。
後半の一部、コラージュのような異質な色調でハッとして、魔法が解けて我に返った瞬間があり残念でした。

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グッドラック

3.5素晴らしいアニメだが好きではない

2013年12月2日
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悲しい

知的

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まっきM

5.0捨丸の存在が光る、圧巻の竹取物語

2013年12月1日
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悲しい

興奮

幸せ

最初に惹かれたのは、予告で目にした、みずみずしく躍動的な画の美しさ。本編はもちろん期待以上に素晴らしく、最初から最後まで存分に堪能した。とはいえ、それ以上に心を揺さぶられたのは、物語そのもの。これまで様々な形で表現されてきた「竹取物語」の中で最高であり、今後も、これを超えるものはまず出ない、と思う。
何と言っても、姫の性格付けに説得力があり、魅力的。これまでのものは、求婚者たちの生き生きとした人間くさい立ち振る舞いに比べ、姫や帝の描写が控えめすぎたり踏み込みすぎたり。たとえば、求婚者を振り回す姫も、姫と帝の淡い恋模様も、どうもしっくりこなかった。何より、主役の姫が脇役より魅力を欠くなんて! 一方、本作の姫は血が通った人間(地球人ではないけれど)であり、生きる活力そのもの。スクリーンを所狭しと跳ね回り、喜びも悲しみも身体いっぱいに表現する。だからこそ、そんな彼女の真の姿を知らずに、うわべだけで求婚する輩の浅はかさが際立ち、「姫君」の枠に押し込められる彼女の息苦しさと孤独が、観る者の胸に強く迫る。
そして、オリジナルキャラクター•捨丸の存在。都へ移り住んでも草木やケモノと生きる「人間らしい暮らし」への愛着を忘れず、姫を支え続ける媼以上に、彼女に近しい存在=心惹かれた地球人として、彼を登場させた点が成功している。彼は、ごく当たり前に自然の中で生き、理屈や損得にとらわれず直感的に振る舞う。山での生活=捨丸たちとの伸びやかな日々が丁寧に描かれている分、都での生活に苦しみながらも、姫が月に帰りたがらなかったわけが、ストンと腑に落ちた。
圧巻は、捨丸と姫の、最後の再会の場面。分別をあっさりと脱ぎ捨てて感情に流れ、躍動してしまう地球人のもろさにして最大の魅力…を、視覚で表現しきっていてぞくりとした。大小様々な物事から喜び悲しみを見出す心の豊かさはもちろん、こずるさも、愚かさも、弱さも…全部ひっくるめて、姫が愛した地球人の姿なのだ、と改めて気付かされた。同時に、人間らしく生きるには、草木や他の生き物と共に生きる、手ごたえのある生き方(『天空の城ラピュタ』の「土から離れず生きる」にも繋がる)が必要なのだ、とも。
観終えて数日…幾度となく本作を思い返すうちに、あの激情と至福に包まれた二人の姿は、姫の視点ではなく、捨丸のものかもしれない、と思い当たった。とはいえ、平安時代の人々は、誰かが夢に出てくるのは、自分が強く想ったからではなく、相手が自分を想っている証、と考えたという。とすれば、捨丸の体験は、姫の強い想いが生み出したもの、となる。あの再会は、引き離された二人の想いが、偶然と必然のはざまで重なりあった瞬間の、美しくも恐ろしい奇跡(または月世界の情け)と思いたい。

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cma

4.5罪と罰

2013年12月1日
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悲しい

楽しい

原作との相違等抜きにして、作品として面白かったです。水彩画のような画面と、登場するキャラクター、動きや演出に圧倒されました。個人的にはとても満足したので、また観たいと思います。

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ko

3.0現代的価値観をぶっ込んでみた

2013年12月1日
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知的

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こばこぶせん

2.0確かにできすぎ

2013年12月1日
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悲しい

単純

寝られる

鈴木さんのコメント通り確かに出来過ぎの作品だと思いました。
それと同時に意外性が無く飽きる、つまらないと思いました。
原作を詳しく知っているわけではありませんが、私が、誰もが知ってる「竹取物語」を凝って映像化しただけという印象を受けました。
劇場の雰囲気も冷めており、半ば義務感で見ているような感覚にも襲われました。
ギャグのセンスも私からしたら古く、笑おうにも笑えない。
ただ、独特の映像には目を見張るものがあったので星二つです。

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RYOMA

4.0是非、観て欲しい!

2013年12月1日
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泣ける

知的

幸せ

個人的には、
ここ10年位で1番面白い映画やったわ。

作画とかカメラワークとか構図とかは半端なかったわ。

特にかぐや姫の目は、シンプルなタッチやのに表情が豊かやったな。

パンダコパンダを彷彿させる弾ける豊かな躍動感、あれも良かったな…

かぐや姫が、めっさ可愛いんやけど、
平安美人の定義に忠実でなく、
平成美人風に描写されてるから、
安心してください。(笑)

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tbgoh

2.5白目

2013年12月1日
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怖い

単純

月の住人こえええええ!!
なんというか、間違った仏教感が笑いを誘う感じだった。みんな白目だし。確かに、あんな世界にゃ帰りたくないわ。

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hagewo

4.5アメリカよ、これがアニメだ

2013年12月1日
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泣ける

笑える

萌える

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たまごん

3.0話が普通だった

2013年12月1日
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悲しい

 絵はすごかったのだが、話は知っているもののまんまで、改めて見ることに喜びは感じなかった。途中ちょっと眠くなった。

 平安時代なのか鎌倉時代なのかな、そのくらいの時代の風習をリアルに描いているように思った。翁が竹を切る時にぶら下がっている竹を引っ張る描写にリアリズムを感じた。子供が裸同然で過ごしているところや、山々を巡って生活している人なども、そんな生活なのかなと思わされた。

 このような作品が後世に残される意義は感じるし、100年後も見続けられる作品になるんじゃないかな。

 このサイトでもとても評価が高いのだが、一体何に皆さん感動しているのか、そっちの方に関心がある。

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吉泉知彦