劇場公開日 2013年11月23日

かぐや姫の物語のレビュー・感想・評価

全303件中、1~20件目を表示

5.0線1本で繊細なニュアンスを表現した珠玉のアニメーション

手描きでしか出せない繊細なニュアンスで描かれたアニメーションは、見ていて息が詰まるほどの凄みがあって、特に都にでるまでの描写は圧巻です。赤ん坊や小さな子どものほやほやとした感じが線1本で表現されていて、予告編にも使われた荒々しいタッチでかぐや姫が駆けるところなど、気持ちが伝わってくる“いい絵”のシーンがたくさんあります。
ひとりの女性の生涯を描いた物語も、いろいろな読み解き方ができます。例えば、最後にどんなことをしてもかぐや姫が月に連れていかれてしまうのは、人間は死から逃れることはできない、というふうにも読み取れるように思えました。

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五所光太郎(アニメハック編集部)

4.5ただの竹取物語なのに、なぜこんなにも泣けるのでしょう? 誰もが知る...

2024年4月4日
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泣ける

ただの竹取物語なのに、なぜこんなにも泣けるのでしょう?
誰もが知るストーリーで結末も分かっている。
分かっているからこそ、切ないのでしょうか。

一つ一つ手描きで描かれた柔らかいタッチは心安らぎ、頬が緩む。
そんなタッチとは正反対の、姫という立場に違和感を感じ気持ちが溢れ爆発した、姫の力強い疾走は圧巻。
一つ一つの絵を切り離すと、ぐちゃっとした絵でなんなのかは分からないのに、ひとつの動画にしたときの荒れ狂って走る姿になる。
その疾走シーンのために、これまでの柔らかい絵があったのではないか?
一番好きなシーンです。

自分がかぐや姫になったことなんてないのに、姫の情緒、とても納得でき涙が溢れます。

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hatch

3.0意欲作

作風をこれだけ変えられることに驚かせられる。

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全国連加盟国不可侵条約締結、武装中立主義、多様性男女平等自由主義、5名作4良作3いい作品なので他は2以下です。

3.0小学生の娘と見ました

2024年1月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

萌える

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sas

3.0普通のかぐや姫の話

2024年1月1日
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プライア

3.0絵のタッチが個性的。 あえて月が物質であることを前提にし宇宙とボー...

2023年10月7日
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鑑賞方法:DVD/BD
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Don-chan(Daisuke.Y)

5.0人間讃歌。 感情に揺れ動く人生こそ、彩り溢れる人間の世界

2023年7月23日
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鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

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yoshi

3.0『日本昔ばなし』の方が全然いい

2023年4月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

かぐや姫の話が好きなんで、楽しみに観たけど、ガッカリ(苦笑)

30分あれば充分丁寧に描ける話なのに、調子に乗りすぎて2時間17分まで水増し(苦笑)

どんだけ伸ばしに伸ばしてもマックス1時間30分でしょ(笑)

面白ければ、いいけど…

イライラする、好みじゃない絵のタッチ…

イライラする、大袈裟で下手な演技…

何度も聴かされる、イライラする歌…

はよ終われ、はよ終われ、願いながら観てました(笑)

終わった瞬間、チョー嬉しかった(笑)

『おもひでぽろぽろ』と、この作品は、キライです(笑)

低評価👎️👎️👎️

イライラするんで2度と観たくない(笑)

合わなかったです。

60点ぐらい。

長けりゃいいってもんじゃない!!

『日本昔ばなし』の良さを再認識!!

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RAIN DOG

3.5原作に基づいたが故の結果ギャグ

2023年1月14日
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鑑賞方法:DVD/BD
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MR.3

5.01000年分の女の子の悲しみ 大胆な再構築

2022年8月12日
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あまりのすごさに息が詰まった。

高貴な人との結婚しか女性の「幸せ」の選択肢がなかった時代の女の子たちの悲しみが詰まっていた。脚本は高畑勲と坂口理子の共作。高畑勲のビジョンに驚く。10年早かったのでは。

あんなに慈しんだ子を、だんだんと交換する商品として扱ってしまう翁。かぐや姫の本当の望みと向き合うことはない。媼は同じ女性として理解して心を寄せる。

前半の翁とおうなの子どもと暮らす喜びの演出がほんとにいい!宴席を飛び出す怒りの描写、桜の下でくるくると廻る姿、捨丸と自由に飛び廻る流れなど、心情の演出も胸に迫る。

すばらしい時間もあったけれどもう、ここには居たくない、居場所もない。月に帰り、まためぐりめぐっていつか自由に生きられるといいね。

Disneyが王子様と結婚してめでたしめでたしの物語を紡いできた中で、結婚を拒み月へ帰る(伝承では悲恋の扱い)物語が語られてきたことと、それを大胆に解釈したことのすごさを思った。

かぐや姫はナウシカみたいでもあり、ナウシカになれなかった私たちの姿でもあった。

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hyvaayota26

3.0絵的にどうなのかなと思ってたのですが、豊かな表情の表現にはびっくり...

2022年6月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

絵的にどうなのかなと思ってたのですが、豊かな表情の表現にはびっくり。
映像は配色といい、動きといい、表現といい、すごかった。
時間をかけてこだわったわけだなぁと思った。

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よっしー

4.5高畑勲ならではの儚さとその美しさ

2022年3月3日
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泣ける

笑える

悲しい

この作品を見る前は正直期待してませんでした
絵も癖強いし、風立ちぬとの同時公開だし…

しかしこれは最高
物語というより作品として素晴らしいものでした

日本昔ばなしの

美しさ、辛さ

を表現するだけでなく

汚さ

これを、上手に作ってました
遺作になってしまったけれど
これは、これからもこの先も
歳を重ねても
たびたび鑑賞したい

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癖強映画評価マン

4.0月世界が何なのか?解釈によってこのアニメは変わる。それが良い

2022年2月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

高畑勲監督も月世界に行っちゃった。
寂しくなったね。

色々な解釈が出来るのが良いと思う。

言うまでもなく、綺麗すぎる。カラーの水墨画の様だ。
最後に流れる音楽が、中南米系の音楽の様で、そのギャップが凄く良かった。耳の残る。

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マサシ

5.0年齢を重ねるごとに視点が変わる作品を「名作」という

2021年10月3日
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chocho

4.0Automatic

2021年4月18日
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娘がいたら泣ける。

この世にいるものはいずれ彼岸に行かねばならない。

だからこそ生が愛おしい。

それはさておき姫をみていると宇多田ヒカルを想起するのはなぜだろうか

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ジャン

3.0全てが高水準だったけれど

2021年2月21日
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笹本

4.5巨匠の遺した功と賞。アニメ史に残る渾身の一作、そして60年のキャリアを総括する完璧な遺作!

2021年1月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

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たなかなかなか

3.0日本らしいアニメ

2020年12月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

地味な画。寂しそう。日本昔話のアレだ。
そんなイメージだったけど、観てみたら動きがとても繊細かつダイナミックで、なるほど高畑監督がこだわって作っただけのことはある、と思った。
監督自らが作詞した挿入歌や、かぐや姫の台詞に、この世に人として生きる喜びと哀しみが万感の嘆きとなってリフレインされるし、日本仏教の考え方も取り入れられているからであろう、自分の中の奥底の、日本的な情感を呼び起こされるような思いのする良作だった。

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SpicaM

3.0絵が綺麗

2020年12月23日
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絵も綺麗でかぐや姫の物語を丁寧に仕上げていたと思いますが帝のアゴが気になって最終それしか印象に残ってないです。

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しじみの短い感想文

4.0姫が教えてくれるのは

2020年11月7日
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ずーっと食わず嫌いで観てなかった映画。でも観てよかった。

CMで見てたときに絵がラフすぎて、なんだかなぁと思っていたのだけど、観てみてわかった。
竹取物語だから絵がキレイすぎる方がきっと違和感がある。筆で書いたような絵が、優しい語り口が、この世界観にピッタリなんだって。

この映画を通して、かぐや姫は四季折々に変わっていく草木や生き物のいのちの輝きを教えてくれる。
私達が当たり前に過ごしている世界が、どんなに素晴らしいもので満ちあふれているか、例えば冬に草木が枯れてもまた春に花が咲くこと、もっと言えば冬の次にはまた春が来ること。
周りからすれば当たり前のことに、姫は気づいて心から喜ぶ。

姫と対象的に、人間の浅ましさが浮き彫りになってくる。
皆精一杯色んなこと(保身とか利益とか)を考えながら生きてるけど、ただ桜を見て喜べる人間になりたい、なんて天上人みたいな気持ちになっちゃう一本でした。

やっぱり何事も食わず嫌いは良くないね!

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チンプイ