劇場公開日 2014年6月14日

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「山で癒される」春を背負って 外人が邦画をさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5山で癒される

2015年5月20日
PCから投稿

知的

幸せ

こういうしっかりしてるの映画は久々。
映画が始まった時の桜の映像や押入曲の「なごり雪」で何と無く監督はもう五十代の方じゃないかと、かなり気になった。
今主流の派手というか、賑やかのやり方と違い、編集や撮影は落ち着いてる感じで仕上げて、見る時なんだかの渋さを感じられた。調べると、やはり撮影監督から映画監督へ活躍してる木村大作さんは、今年、なんと、もう75歳の高齢。日本以外の国で珍しいみたいですが、日本ではおかしくないかもしれん。
文春で発表した「読めば山を登りたくなる」という山岳小説の映画化ですが、映画を見る時山の美しさが目立ってくて、ストーリーなどという脚本の要素はなんかちっぽけな存在になってしまった。いや、そもそも自然の前に人間はちっぽけな存在だからね。さすが撮影技師をやってきた木村監督、人を感動させように四季の山々をうまく撮りました。この映画を一言で言うなら、山の朝日が希望をくれるように自然の力で解放されるっていうことなんでしょうかね。
売れなくても構わない、渋くても構わない、精神的な価値がある映画を制作する日本映画業を尊敬してます。
癒される一品としてオススメします、今まで沢山を背負ってきたあたなに。

外人が邦画を