劇場公開日 2013年4月27日

「東映の暗さ…。」モンスター peanutsさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0東映の暗さ…。

2013年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

重い、暗い、…。
救いの部分がほとんどない。
原作を読んでいないのでこの作り方がいいのか悪いのか言い切れませんがもう少しどうにかならなかったのかな〜。
モンスターと呼ばれるくらい醜い女性が主人公。
家族からも仲間からもブスと言われ続けるなか、ただ一人自分を女性として接してくれた男性を忘れられず整形して再度会いに行くが…というのがザックリお話なんですが、この高岡早紀演じるブス女性がひたすら打たれ強い、というか、これっぽっちも弱さがない。その上性格悪く優しさもない。だからこの主人公の悲惨さがほとんど感じられない。
これだけ強ければお笑い路線にでも活路見つけられちゃいそう…。
この映画の描き方ではただの変質ストーカー女になっちゃってますよ。
高岡早紀も特殊メイクで頑張っていますが微妙な演技…。
上手い下手かはわかりませんが体当たり的な感じはわかりました。
一つ救われたシーンは、初めて整形に目覚めた時の涙、これだけグッときました。

peanuts