劇場公開日 2013年2月22日

  • 予告編を見る

「シリアスと笑いのブレンド具合が絶妙」世界にひとつのプレイブック ヴァルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0シリアスと笑いのブレンド具合が絶妙

2014年1月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

難しい

幸せ

前半はブラッドリー・クーパーが演じたパットの暴走ぶりをどうにも受け止めることができず、これ本当に評判になった映画なのかな?と不思議な思いに駆られつつ鑑賞していましたが、終わってみればいつの間にか心動かされている自分がそこにいました。
まあ賞レースを賑わせた作品と言う目線でさえ見なければ、普通に感動出来る映画だったと思いましたよ。

とにかくこの映画は、ジェニファー・ローレンスが演じたティファニーの存在に尽きる映画でしょう。
クレイジー?イカレタ女?いやいや、彼女は真っ直ぐにしか生きられない不器用な女性と言うだけでしたよね。
不器用にパットを愛したその姿には、思わず心揺さぶられてしまいました。
ジェニファーはブラッドリーよりも一回り以上年下なのに、どっちが年上なのか分からないぐらい貫禄ある演技を見せてくれましたね。

逆にパットの方は、いくら心の病を患っているからとは言えちょっと行動がクレイジー過ぎて、私の狭い心では微笑ましい目線で見ることまでは出来ませんでした。
でも、痛みを知っている者同士だからこそ分かりあえた関係と言うのは、まあ何となく分かるような気はしましたけど。
その立場に立ってみなければ分からないことって、一杯ありますからね・・・。
と言う訳で、やはりティファニーの存在あってこその映画だったなと、改めて思わされた次第です。

ところでデ・ニーロパパですが・・・いい味出していたし、いい演技だったなとは思いましたけど、よくよく考えるとこの親父が一番イカレテいたような?
それでも存在感で感動に持っていくデ・ニーロは、やっぱり名優中の名優ですね。

まあ全てに置いて納得できた訳ではないですが、見終わっての後味は悪くなし!な映画でした。

ヴァル