劇場公開日 2013年2月22日

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「【”過去を受け入れ、より高く!”そして、”サインを読め!” 多幸感溢れる恋愛映画の良作。】」世界にひとつのプレイブック NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【”過去を受け入れ、より高く!”そして、”サインを読め!” 多幸感溢れる恋愛映画の良作。】

2020年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ”翼の折れた”、パット(ブラッドリー・クーパー)と、ティファニー(ジェニファー・ローレンス)。

 過去の哀しきトラウマにより、躁うつ病と診断され、カウンセリングを受けるパットの言う”抗うつ剤”問題(太る、眠くなる・・)は、今思うと現代的だなあ。
 (鑑賞当時は良く分からなかったが、最近70歳以上の方が常用していると、認知症リスクが高くなるとか・・。)

 脱線した。

 兎に角二人は、色々と問題児。

 けれど、二人は出会った時から(素振りも見せなかったが)・・。

 ティファニーがパットの父を論理的事実に基づき言い負かすシーン(言い負かされた時のロバート・デ・ニーロの顔ったら・・。けれど流石父親、見抜いていたな・・。)や、
 ダンス大会に出場する条件でティファニーがパットに元妻に”手紙”を渡す約束をするシーン。
 そして、
 パットの父が”バーレイ”を受け、二人がプレッシャーを撥ね退け見事に賭けに勝利するシーン。(と、5点台なのに大喜びする彼らを、不思議そうな顔で見るダンス大会出場選手や審査員達の顔も面白い。)

 会場に来ていたパットの元妻(そもそも、この人が浮気したのがいけないんじゃないの?、と当時憤慨しながら観ましたよ。)に気付いたティファニーの行動。

 唖然とするパットに”デ・ニーロ父”が息子に的確なアドバイス!(ナイスである。)

 ラストもとても爽やかで、多幸感が溢れる作品。

<小品かと思いながら観に行ったら心に深く刺さった作品。ティファニーを演じたジェニファー・ローレンスの陰りの有る瞳にやられた作品でもある。>

<2013年5月18日 劇場にて鑑賞 当地ではセカンド上映であった。>

NOBU